大船渡報告(その1)・・三陸沿岸復興フォーラム【東日本大震災】(5月21日のFBより)

室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
2016/05/21
室﨑先生のふぇいすぶっく
室﨑 益輝
神戸大学名誉教授、ひょうご震災記念21世紀研究機構副理事長、兵庫県立大学防災教育研究センター長、ひょうごボランタリープラザ所長、海外災害援助市民センター副代表
大船渡報告(その1)・・三陸沿岸復興フォーラム
13日から15日にかけて大船渡の被災地を訪れました。その報告を、数回に分けてさせていただきます。
14日の午後、越喜来の三陸公民館で開催された、都市計画家協会主催の「第2回三陸沿岸復興まちづくりフォーラム」に参加しました。
三陸海岸に面する12の被災地区のコミュニティリーダーから、それぞれの地区の復興の取り組みについて報告がありました。安渡地区、崎浜地区、中赤崎地区、浦浜地区、甫嶺地区、細浦地区、碁石地区、広田地区、高田地区、鹿折地区、面瀬地区、大谷海岸地区からの報告は、現場で奮闘されているリーダーならではの、地域の対する愛情と復興への決意に満ちたもので、復興の主人公が地域そのものであることを、朴訥とした語り口から学ぶことができました。
地域の人のつながりを最優先で考える、地域の誇りや宝ものを大切にして未来を考える、行政との信頼関係を築きつつも依存しない様に取り組むといった、復興まちづくりの原点を確認することができました。
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