被災地見て歩きの印象記の続きです。

ゴールデンウィークだったこともあるのですが、大学生などの若者が多数、被災地に駆けつけてくれている、という印象を持ちました。若者が多数来てくれているということで、とても嬉しかったです。

ところが、「連休明けからボランテイアが激減する」という報道がなされています。私は、連休が明けても若者は来てくれるはずだと楽観的に考えているのですが、ただでさえボランテイアが圧倒的に少ない状況にあるので、多くの皆さんにどうすれば来てもらえるかを考えないといけないとも、思っています。

なぜ、若者はボランテイアに参加できないのか。大学の講義やアルバイトで忙しくて動けない、旅費がなく宿舎が確保できず被災地に行けない、初心者で被災地で何もできないと思っている、といったことが若者の参加を阻んでいるのです。
だとすれば、その障壁を取り除く努力をしなければ、いくらボランテイアに行きましょうと叫んでも、ボランテイアは増えません。

今回は、大学を挙げての支援活動が欠かせないと考えています。また、企業などの協力も得て若者ボランテイア支援助成の仕組みをつくることも欠かせません。運賃や宿泊費などの割引も必要です。

支援者を支援する文化をどう作るか、若者ではなく社会全体のあり方が問われているのです。