写真を拡大 本社から離れた拠点からも入力された情報も含めリスク分析を行い、発生可能性などを可視化する(出典:GRCS資料)

GRCSは企業のリスクマネジメントのためのクラウドアプリケーション「Enterprise Risk MT(ERMT)」の販売に注力している。予測されるリスクの発生可能性や重大度などをひとまとめで可視化でき、管理や経営判断に生かせるようにする。

Salesforce(セールスフォース)社のクラウドサービスを利用。発生が予測されるリスク情報を入力していく。本社だけではなく、海外も含めた離れた拠点からも入力が可能。登録項目はリスクの表題や分類のほか、発生頻度や発生可能性などで、Excelによる大量のデータ入力もできるほか、日本語以外に英語にも対応している。発生可能性と重大度から分析し出したリスクレベルなどを表やグラフで可視化し、リスクマネジメントに活用できるようにする。

管理画面では分析したリスク評価の確認のほか、期日を設定したリスク管理の進捗状況の管理なども可能。カレンダーから予定を入れられるほか、やらなければならない事項であるTo Doリストの表示もされる。

利用料金は月定額制で、リスク管理部署などフルユーザーライセンスが月2万円。最少5ユーザーからの購入が必要。一般ユーザーは月4000円(いずれも税別)だがボリュームディスカウントを行っている。

GRCSの執行役員兼CSOの徳永拓氏は「リスク管理はこれまで本社まで上がってきた情報を手作業で入力することが多かったが、離れた拠点からも直接入力もできることで省力化できる。また、リアルタイムで情報を把握しないとなかなか有効なリスク管理にならない」とERMTで省力化とタイムリーな対応につなげられると説明。また、部署や子会社で止まりがちな情報をオープンにし、全社的な対応ノウハウの蓄積にもつながるのも利点だとした。

■詳細はこちら
https://www.grcs.co.jp/products/ermt

(了)

ご担当者様へ:
防災・危機管理関連の新製品ニュースリリースは以下のメールアドレスにお送りください。risk-t@shinkenpress.co.jp

リスク対策.com:斯波 祐介