地震時の被害予測画面(提供:損害保険ジャパン日本興亜)

損害保険ジャパン日本興亜は25日、ウェザーニューズおよび米国のOne Concern(ワン コンサーン)社とAI(人工知能)を活用した防災・減災システムの共同開発に関する業務提携を発表した。まずは損保ジャパン日本興亜が災害に関する協定を結んでいる熊本市で3月から実証実験を行う。

ワン コンサーン社はシリコンバレーにあるスタートアップ企業で、AIを活用した災害予測や防災・減災システムの提供をしており、ロサンゼルス市やサンフランシスコ市、シアトル市などが導入しているという。損保ジャパン日本興亜はシリコンバレーに拠点があることから同社を知り、ウェザーニューズとも共同でシステム開発を行うこととなった。

災害は洪水と地震を想定。災害発生前にAIも活用し被害予測シミュレーションを行う。発災時は被害状況の把握に努め1~2時間後の状況も予測。救助などの初動に生かし、被害を小さくする。発生後は実際の被害データを災害予測サービスに組み入れ、状況の把握だけでなくAIの精度向上につなげる。

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https://www.sjnk.co.jp/~/media/SJNK/files/news/2018/20190325_1.pdf

(了)

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