親子のため保育園を避難場所に

また、岬先生は、ご自身の子育て経験をもとに、乳幼児連れの親子の避難場所として、保育園が使えるようになればと提案もされています。

写真を拡大 「コウノドリ」22巻104Pより引用

もちろん避難所とはされていない保育園も多いですし、被災後すぐに保育所として機能させる必要から避難所にできるのだろうかという問題もあります。そうではあるのですが、園児にとって事故が起こりにくい様に配慮された施設で、安心できるおもちゃや、こどもでも使えるトイレがあるのが保育所です。園児たちにとっては、他では代替できない安心できる施設でもあります。ですので、これについては今後、可能性を調査してみたいと思っています。

ということで、「コウノドリ」のマンガと災害時小児周産期リエゾンの活躍について、いかがでしたでしょうか?防災関係の方で、自分も災害時小児周産期リエゾンをやってみたいという方がいらっしゃるかもしれません。

厚生労働省 災害時小児周産期リエゾン活動要領 平成31年(2019年)2月8日 によると

2 災害時小児周産期リエゾンとは
災害時小児周産期リエゾンとは、災害時に、都道府県が小児・周産期医療に係る保健 医療活動の総合調整を適切かつ円滑に行えるよう支援する者であり、災害医療コーディ ネーターをサポートすることを目的として、都道府県により任命された者である。
災害時小児周産期リエゾンは、平時から当該都道府県の小児・周産期医療提供体制に 精通しており、養成のための専門的な研修を受け、災害対応を担う関係機関等と連携を 構築している者が望ましい。

とあります。医療関係者であるなど、ちょっとハードルは高いですが該当していたらなることができます!なれなかったとしても、今後も災害時小児周産期リエゾンの活躍がスムーズにいくような体制づくりのお手伝いはできますね!

災害時小児周産期リエゾンの活動応援&行政との連携のお手伝いなど、もっとできることがありそうと思っていますので、みなさまのご協力お願いいたしますね!

また、コウノドリの21巻と22巻も読んでみてくださいね!他にも、エコノミークラス症候群、こどもの避難所での遊び場確保、アレルギー対応、支援者が無理をしてしまうこと、個別にヘリや支援物資を要請したり送付してしまう事より調整が大切であることなどの問題を幅広く扱っています!

(了)