2016/08/08
サマンサのBCP英語講座
こんにちは!危機管理エキスパートのサマンサです。シリア、中東諸国でのテロ活動など、人的災害が後を絶ちません。今回は、テロや犯罪などの人的災害に関わる英語を中心に学びましょう。
編集部注:「リスク対策.com」本誌2014年9月25日号(Vol.45)掲載の連載を、Web記事として再掲したものです。(2016年8月8日)
Key words
今回の単語は、きっとよく目にする単語ばかりだと思いますが、間違った使い方をする人が多い、注意が必要な単語ばかりです。
1.Circumstance
We are still unclear of the exact circumstances of the disaster.
我々はまだ災害の正確な状況を把握していない。

circumstanceはたいていcircumstancesのように複数形で使用されます。
e.g.) The police is investigating circumstances surrounding the incident.
警察はその事件の取り巻く状況について調査している。
2.Evidence
The evidence points to an explosive device.
爆破装置の証拠
1の例文とは異なり、evidenceは不可算名詞なので、例えいくつか複数の証拠があったとしても複数形にはなりません。
3.Violence
This documentary film about terrorism is full of violence.
犯行現場には、確たる証拠が全く残っていなかった。
There is too much violence on TV these days.
このテロに関するドキュメンタリー映画は暴力に満ちている。
近頃のテレビ番組は、暴力シーンが多すぎる。violenceも不可算名詞。そのため、full ofの後にtheをつけるようなことはできません。細かいことですが、冠詞の有無は重要です。これを機に辞書で確認してみてください。
4.Investigation
We are still waiting for information from the investigation of terrorists.
我々は、まだテロリストに関する捜査の情報を待っている。
Japanese government has already investigated this terrorism in the Middle East.
日本政府は中東でのこのテロについて既に調査している
investigationの動詞形はinvestigate。この動詞、なぜかよくinvestigate intoとして前置詞とともに使いがちですが、それは間違いです!例文のようにinvestigate+sth として使いましょう。
5.Procedure
The procedure for this kind of disaster is to send in investigators to gather evidence.
この種の災害対応については、証拠を収集するために調査隊を送り込むべきだ。
procedureという単語は、「手順」「手続き」やという意味で法的な言葉や医学的な場面でもよく使われます。例えば、firstaidprocedureとは「応急措置」のこと。またbypass procedureは「バイパス手術」。cardiac procedure「心臓手術」などでも使われます。
6.Speculate
The media speculate that the explosion was caused by a rebel missile.
メディアは、この爆破を反政府組織のミサイル攻撃によるものだと推察している。
We cannot speculate on the cause until the investigation has been completed.
捜査が終わるまで、その原因を推測することはできない。
Speculateは、この他にも、speculate as to why it happened(なぜことが起きてしまったのか考えてみる)やspeculate endlessly about(いつまでも永遠と∼について思案する)など、ネガティブなニュアンスで使われることが多いです。
7.Transparent
We are being transparent about all the evidence available.
私達は、手に入るすべての証拠について包み隠さないようにする。
transparentの意味は「透明な」つまりclear(明らか)にすることです。そのため、transparentlyというとlie「見え見えの嘘をつく」という意味になります。
Missing words
1) Without we cannot be sure who is responsible for the disaster.
2) The CEO that the disaster was caused by bad maintenance of the rival company.
3) The company was not being No one was telling us what happened.
4) There is a company plan for this kind of incident the is to evacuate the building immediately.
5) No one was clear on the of the disaster. There will need to be a long to clarify what happened.
(了)
- keyword
- サマンサのBCP英語講座
おすすめ記事
-
なぜ下請法の勧告が急増しているのか?公取委が注視する金型の無料保管と下請代金の減額
2024年度は下請法の勧告件数が17件と、直近10年で最多を昨年に続き更新している。急増しているのが金型の保管に関する勧告だ。大手ポンプメーカーの荏原製作所、自動車メーカーのトヨタや日産の子会社などへの勧告が相次いだ。また、家電量販店のビックカメラは支払代金の不当な減額で、出版ではKADOKAWAが買いたたきで勧告を受けた。なぜ、下請法による勧告が増えているのか。独占禁止法と下請法に詳しい日比谷総合法律事務所の多田敏明弁護士に聞いた。
2025/03/14
-
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/03/11
-
-
DXを加速するには正しいブレーキが必要だ
2月1日~3月18日は「サイバーセキュリティ月間」。ここでは、企業に押し寄せているデジタルトランスフォーメーション(DX)の波から、セキュリティーのトレンドを考えます。DX 時代のセキュリティーには何が求められるのか、組織はどう対応していくべきか。マクニカ ネットワークスカンパニー バイスプレジデントの星野喬氏に聞きました。
2025/03/09
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2025/03/05
-
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方