2016/09/20
サマンサのBCP英語講座
今回テーマはfraud in firms(企業内の不正行為)です。ITにおける情報漏洩など、コンプライアンスの徹底は、多くの企業の課題となっています。従業員の法律違反に端を発する事件等がよくニュースになります。
編集部注:「リスク対策.com」本誌2015年7月25日号(Vol.50)掲載の連載を、Web記事として再掲したものです。(2016年9月20日)
♠Example Sentences
1. Our company performs AML checks on all our customers.
当社は、マネーロンダリング対策を実施し、すべての顧客をチェックした。
2. This industry's biggest risks are those money laundering and fraud.
この産業の最大のリスクは、マネーロンダリングによる不正だ。
3. We perform KYC checks on all customers who want credit (borrow money).
我々はすべての借入希望者の顧客確認を実施した。
4. We need to verify the person’s identity and address.
私たちは個人IDと住所を確認する必要がある。
5. Rogue traders can cause banks to collapse.
不正なトレーダーは、銀行を破綻させる原因になりうる。
6. Identity fraud is a big problem for online businesses.
オンラインビジネスにおいて情報漏洩による犯罪が大きな問題とっなている。
7. You must protect your security details and regularly change your password.
セキュリティの詳細を守るため、定期的にパスワードを変えなければならない。
8. You should always look carefully at firms who want to take money for malpractice.
会社においては横領などに注視しなければならない。
9. The doctor lost his license due to malpractice.
医師は医療ミスによって、医師免許を失った。
10. The financial firm was closed down because it was operating a Ponzi style investment scheme.
金融機関は、出資金詐欺の運用により倒産した。
11. Investors should always look carefully at investment schemes as some rogue operators are not offering real investments but Ponzi schemes.
不正な運用者が投資目的ではなく、出資金詐欺をしようとしていないか、投資家は常に投資計画を注視する必要がある。
♥Vocabularies
fraud:不正
AML:Anti-Money Laundering:マネーロンダリング対策
KYC:Know Your Customer:顧客確認、顧客身元確認
(補足)顧客熟知規則は、取引所等の規則に定められる、あるいは暗黙に求められる金融業界の倫理規則の1つ。例として、銀行口座を開設するにあたり必要な一式の書類手続き。顧客に銀行口座の開設や証券売買等を勧める際には、顧客の財務状況その他から判断して、その勧めが顧客に適切であると信じる合理的根拠が必要等。
Verify:検証する確かめる
Rogue-Trader:詐欺/ペテン師、(不正な)トレーダー
(補足)90年代に英国で名門銀行を不正な巨額損失で破産にした銀行員をRogue-Traderとして呼び、映画のタイトルにもなった。
Identity-fraud:個人情報が漏洩し、その情報が盗用されること
(補足)「個人情報漏洩」のみの意味だとIdentity theftという
Protect:保護する
Malpractice:違法行為、不正(主に医療関連の不正やミスで使う)
Ponzi schime:出資金詐欺、ねずみ講
◆Questions
1. There are two types of checks we perform on customers who want to borrow money and .
2. Some European banks lost a great deal of money due to a .
3. Our website used the latest technology to your details from identity frauds.
4. The company had a using new investor’s money to pay old investors it was a .
前回のQuestionsの答え
1) There is a (family history/pre-existing condition) of diabetes.
2) I’m not taking any (medication) and don’t have any (allergies).
3) My wrist (hurts when I) twist it.
4) The (symptoms) I’ve noticed are a rash and it hurts when I look at lights.
5) I have lots of (allergies) I’m affected by tree pollen, dogs and cats and penicillin.
(了)
- keyword
- サマンサのBCP英語講座
おすすめ記事
-
-
常識をくつがえす山火事世界各地で増える森林火災
2025年、日本各地で発生した大規模な山火事は、これまでの常識をくつがえした。山火事に詳しい日本大学の串田圭司教授は「かつてないほどの面積が燃え、被害が拡大した」と語る。なぜ、山火事は広がったのだろうか。
2025/04/23
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/22
-
帰宅困難者へ寄り添い安心を提供する
BCPを「非常時だけの取り組み」ととらえると、対策もコストも必要最小限になりがち。しかし「企業価値向上の取り組み」ととらえると、可能性は大きく広がります。西武鉄道は2025年度、災害直後に帰宅困難者・滞留者に駅のスペースを開放。立ち寄りサービスや一時待機場所を提供する「駅まちレジリエンス」プロジェクトを本格化します。
2025/04/21
-
-
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
-
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
-
-
生コン・アスファルト工場の早期再稼働を支援
能登半島地震では、初動や支援における道路の重要性が再認識されました。寸断箇所の啓開にあたる建設業者の尽力はもちろんですが、その後の応急復旧には補修資材が欠かせません。大手プラントメーカーの日工は2025年度、取引先の生コン・アスファルト工場が資材供給を継続するための支援強化に乗り出します。
2025/04/14
-
新任担当者でもすぐに対応できる「アクション・カード」の作り方
4月は人事異動が多く、新たにBCPや防災を担当する人が増える時期である。いざというときの初動を、新任担当者であっても、少しでも早く、そして正確に進められるようにするために、有効なツールとして注目されているのが「アクション・カード」だ。アクション・カードは、災害や緊急事態が発生した際に「誰が・何を・どの順番で行うか」を一覧化した小さなカード形式のツールで、近年では医療機関や行政、企業など幅広い組織で採用されている。
2025/04/12
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方