自然災害
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軽くて柔らかく繊維でできた天井材
帝人フロンティアは、軽くて柔らかい軽量天井素材「かるてん」の販売に注力する。1m2あたり700gで、石膏ボードに比べ約10分の1の軽さ。繊維でできているためやわらかく、万が一落下した時でも脱落した天井材の重みで動けなくなるといったリスクを軽減する。厚みは4.5mmで、岩綿吸音板の2分の1だが、断熱性と吸音性も十分な性能を持っている。
2017/08/09
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「明日にも震度6弱以上」4割が想定
文部科学省を中心とした政府の地震調査研究推進本部は7日、政策委員会の第66回総合部会を開催。2016年度の「地震調査研究成果の普及展開方策に関する調査」の結果報告が行われた。一般国民2000件、地方自治体は都道府県30件、市区町村977件から回答。国民は地震への関心度が8割を超えたほか、震度6弱以上の地震が明日起きても不思議ではないと4割超が考えていることがわかった。
2017/08/08
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ヤフー、天気アプリに雷レーダー追加
ヤフーは7日、同社提供の天気情報アプリ「Yahoo!天気」に落雷の可能性や直前に発生した雷を地図上に表示する「雷レーダー」という機能を追加したと発表した。
2017/08/08
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引き出し収納できるA4サイズの毛布
足立織物株式会社は、A4サイズのパッケージで引き出しに収納できる「非常用圧縮毛布」の販売に注力する。独自の真空圧縮で、圧縮前に比べ厚さを約7分の1に縮小し梱包。ハイバリアフィルムを含む5層の高品質フィルムでパックしているので、防虫・防カビ効果がある。
2017/08/08
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テレビ会議アプリ、自治体に無料開放
SKY-NETWORK株式会社(本社:静岡市)は3日、九州北部豪雨災害での孤立集落の情報難民化を受け、情報難民ゼロに少しでも近づけるための災害時支援サービスとして、Webテレビ会議アプリ「MEZONE」(メゾン)を自治体に無料開放することを決めたと発表した。
2017/08/07
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災害時にらみ水上バスで貨物輸送実験
東京都は3日、水上バスを運行する東京都公園協会、ヤマト運輸と水上バスを活用した「客貨混載」の実証実験を10~31日に行うと発表した。旅客を乗せて運航する水上バスに模擬貨物を搭載。将来の帰宅困難者と医療器材や救援物資の輸送も視野に入れた実験となる。
2017/08/07
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ゲリラ豪雨に備える~国土交通省の最新鋭・MPレーダー雨量計
日本の各地で「ゲリラ豪雨」と恐れられる局地的大雨や線状降水帯による集中豪雨が多発している。これらの豪雨災害による人的被害、浸水被害、土砂災害、水難事故が毎年のようにニュースになって報じられている。こうした豪雨をいち早くかつ的確に観測・予測することは、水防や避難誘導などの防災・減災のため、つまりリスクマネジメント(危機管理活動)のために不可欠の必須条件である。
2017/08/07
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もっと本気の消防行政を実現するために
約15年ほど前から、先進諸国の消防局が取り組んでいるのが「クロススキル」。「救急・救助・消火」など、どの消防現場にでも対応できるよう常備・非常備の消防職員に対してクロススキルを身につけさせ、継続教育を行っている。
2017/08/04
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NEC、VR使いリアルな消火訓練
NEC、NECネッツエスアイ、MXモバイリングは2日、「VR消火体験シミュレータ」を9月に発売すると発表した。バーチャルリアリティ(VR)技術を活用し、リアルな火や煙の映像を見ながら訓練用消火器を使い、手軽に消火訓練が行える。
2017/08/04
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国土強靭化8目標45最悪の事態改訂へ
内閣官房は3日、「ナショナル・レジリエンス(防災・減災)懇談会」の第34回会合を開催。国土強靭化基本計画の見直しについて話し合われた。現行計画の8つの事前目標と45の「起きてはならない最悪の事態」の設定について改訂する方針で、目標には被災者の健康の確保や情報サービス確保、45の最悪事態には雪害や国際的風評被害といった想定をたたき案として示した。
2017/08/04
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備蓄品3日分、発災時避難所配送
株式会社ミューチュアル・エイド・セオリー(有馬朱美社長)は、「Guardian(ガーディアン)72」と題した災害時の備蓄品を詰め合わせたボックスの配送事業を行う。企業などからの寄付で備蓄品ボックスを購入、保管し、発災時は近隣備蓄倉庫より避難所に届ける。
2017/08/04
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消防団津波対策、対象市町村約95%策定
消防庁は7月28日、「津波災害時の消防団活動・安全管理マニュアルの策定状況」を発表した。海岸を有する市町村と津波遡上による被害が想定される全国664市町村のうち、4月1日現在で全体の94.7%にあたる629団体でマニュアルが策定済みであることがわかった。残る35団体のうち福島第一原発事故の影響で帰還困難区域となっている福島県大熊町と双葉町を除く33団体も検討に着手済み。
2017/08/03
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落下してもけがの心配がない天井材
野原ホールディングスは、薄くて柔らかい超軽量天井材「CARLTON」(カールトン)の販売に注力する。広いホールやオフィス、店舗、学校などで、地震で万が一落下し人にあたっても、けがの心配がほとんどない。
2017/08/03
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東京消防庁、地震時火災情報伝達改善へ
東京消防庁は2日、「第23期火災予防審議会地震対策部会」の第1回部会を開催。地震時の火災情報の伝達について話し合われた。SNS活用など住民への情報伝達改善、東京都や区市町村以外への災害情報の提供や情報の収集、提供対象に合わせた災害情報の加工などについて審議する。
2017/08/03
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昨年の気温上昇が日本・世界とも最高値
気象庁は7月26日、「気候変動レポート2016」を公表した。2016年の世界の年平均気温偏差は+0.45℃で、1891年の統計開始以降最も高い数値。日本は+0.88℃で、これも1898年の統計開始以降最高となった。エルニーニョ現象の影響が大きく、東日本の気温上昇が高くなっている。
2017/08/03
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2017 年上半期に発生した自然災害の概観
かつて紙媒体の『リスク対策.com』での連載記事で、世界最大級の再保険ブローカーである Aon Benfield 社が発表した報告書『2015 Annual Global Climate and Catastrophe Report』を紹介させていただいた(注 1)。 これは 2015 年の一年間に世界で発生した自然災害を、主に人的被害と経済損失、および保険金支払額を中心にまとめたものだが、同社はこのようなデータを常時収集しており、世界各国で発生した自然災害のデータをまとめた報告書を毎月作成し、さらに毎年 7 月には、上半期を総括した報告書を作成している(注 2)。
2017/08/01
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家族の笑顔を守る暮らしの知恵『りすの四季だより』
リスク対策.comで大人気連載中のあんどうりす氏の「防災・減災りす便り」が 待望の書籍化! 本書では、防災をマニュアル化するのではなく、アウトドアの知恵と技術を使って「読者と生き延びるための『知恵』を分かち合う」ことを主眼においています。 通常の防災本であれば「地震対策編」「津波対策編」などの章立てにするところを、本書では「春」「夏」「秋」「冬」と章を四季に分け、それぞれの季節の暮らしのなかで防災について自然に考えられるように工夫しました。
2017/08/01
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内閣府など、災害情報共有へ中間整理
内閣府を中心とした中央防災会議は7月31日、「国と地方・民間の『災害情報ハブ』推進チーム」の第2回会合を開催。座長である松本洋平・内閣府副大臣の私案として中間整理を行った。国や地方自治体、民間が災害情報を共有し、活用する情報ハブの整備に向け、ライフライン状況のワンストップでの把握や物資調達・輸送状況の見える化などを目指す。
2017/08/01
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エレベーター内で使える非常用品収納
株式会社エィアンドエィティー(本社:群馬県桐生市)は、エレベーター内での非常時に役立つ「エレベーターチェア」の販売に注力する。地震・停電・故障などでエレベーターに閉じ込められた時に必要となる非常用品を収納し、平時は椅子や荷物置きとして使える。
2017/08/01
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国土強靭化へ自治体補助29件体制整備
政府は7月31日、「国土強靭化の推進に関する関係府省庁連絡会議」の第15回会合を開催。29の交付金・補助金について交付要綱に明記済みであることが報告された。国土強靭化地域計画に基づく地方自治体からの必要性があれば、補助を行っていけるように進める。また民間の取り組み推進へ周知活動を推進するほか、内閣官房が8月末をめどに関係府省庁の2018年度予算概算要求をとりまとめ、公表することが報告された。
2017/08/01
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国交省、ダム再生ビジョン後初改修へ
国土交通省は27日、既存ダムの最大限有効活用をうたった「ダム再生ビジョン」策定後初のダム改修新規事業採択に向け、3件の手続きを開始すると発表した。雨竜川ダム(北海道雨竜郡幌加内町)、矢作ダム(愛知県豊田市、岐阜県恵那市)、早明浦ダム(高知県長岡郡本山町、土佐郡土佐町)。いずれも治水機能能の増強を図る。
2017/07/31
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太陽光のみで稼働、コンセント付街灯
Nexus Creation(ネクサスクリエーション)株式会社(本社:愛知県豊田市)は、太陽光パネルのみで発電後、蓄電し、災害時に必要な照明と電源を確保する災害対策用自立型街灯「あんしんポール」の販売に注力する。非常時に活用できる防災備品などを装備するほか、防犯カメラなど平時にも役立つ機能もある。
2017/07/31
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津波体験者の<生の声>を残す~東日本大震災の現場から~
東日本大震災の大惨事からから約3カ月後の2011年初夏、私は仙台湾に向かって開けた宮城県石巻市を一望できる日和山(ひよりやま)に登った。同山は旧北上川の西岸(右岸)にある。標高56.4mで、市内の中央部にある丘のような低山である。江戸時代に書かれた地誌によれば、山の名は石巻から商船が出航する前に、この山に登って天候を観察したことから付けられたという。元禄2年(1689)年5月10日には、俳聖松尾芭蕉が訪れ、同行の河合曽良が眺望を日記に記した。山上に二人の像が建てられている。
2017/07/31
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スーパー堤防、街づくりメリット拡大へ
国土交通省は27日、「高規格堤防の効率的な整備に関する検討会」の第3回会合を開催。報告書のとりまとめを行った。「スーパー堤防」と呼ばれる高規格堤防の整備促進へ、共同事業者であるデベロッパーなどが堤防整備で生まれる土地を生かした街づくりを行いやすいよう、インセンティブ付与や事業化へのスピードアップ支援などを行うべきだとした。
2017/07/28
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南海トラフ観測網3案で中間とりまとめ
文部科学省を中心とした地震調査研究推進本部は27日、「海域観測に関する検討ワーキンググループ」第8回会合を開催。高知県沖から日向灘にかけての南海トラフ西側での海底地震・津波観測システムの整備について3つの案から将来選択するとした中間とりまとめを行った。12日の前回会合で示した説明の修正も行われた。
2017/07/28