【サンパウロ時事】英紙フィナンシャル・タイムズ(FT、電子版)は23日、アルゼンチンのミレイ政権が気候変動対策の国際枠組み「パリ協定」からの離脱を検討していると報じた。トランプ大統領の就任初日に離脱を決めた米国に続く可能性が高いという。地球規模の取り組みに大きな打撃となる。
 温暖化対策に懐疑的なミレイ大統領は昨年、アゼルバイジャンで開かれた国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)から代表団の引き揚げを命じた。今月20日に行われたトランプ氏の大統領就任式に参列し、同氏との緊密な関係でも知られる。 

(ニュース提供元:時事通信社)