【ニューヨーク時事】米証券取引委員会(SEC)は21日、暗号資産(仮想通貨)を巡る明確な規制枠組みを導入するため、タスクフォースを立ち上げた。これまでの規制は、SECへの登録を怠った仮想通貨交換業者に制裁金を科すといった「事後的」な手法が中心だった。あらかじめルールを明示し、業界の成長を促すような枠組みの構築を目指す。
 SECはバイデン前政権下で、交換業者を相次いで提訴するなど仮想通貨を厳しい姿勢で取り締まってきた。トランプ大統領は業界に好意的で、市場では規制緩和への期待が高まっている。トランプ氏の関連会社は先週、仮想通貨「$トランプ」の発行を始め、その価値は一時急騰した。 

(ニュース提供元:時事通信社)