厚生労働省は20日、全国約5000の定点医療機関から9~15日までに報告されたインフルエンザの新規感染者数が、1機関当たり19.06人だったと発表した。前週の9.03人から倍増し、4週間以内に大流行が起きる可能性を示す注意報レベル(10人)を超えた。
 都道府県別では、大分(37.22人)と福岡(35.40人)が警報レベル(30人)を大きく上回った。このほか、鹿児島(29.00人)、愛媛(28.90人)、佐賀(28.55人)と続き、42都道府県で10人を超えた。休校や学級閉鎖となった幼稚園や小中高などは、全国で2759施設だった。 

(ニュース提供元:時事通信社)