2024/09/25
防災・危機管理ニュース
政府は25日、中国軍の大陸間弾道ミサイル(ICBM)発射を受け、さらなる軍事活動への警戒監視を強めた。日本上空の飛行や関係船舶の被害は確認されていないが、中国軍は日本周辺での動きを加速させており、政府は意図や今後の動向について分析を急ぐ。
木原稔防衛相は25日午後、視察先のさいたま市で記者団に「わが国関係船舶への被害に関する情報はない。引き続き中国軍の動向に関する情報収集、分析を続け、警戒監視に万全を期していく」と説明した。
林芳正官房長官によると、日本政府へのICBM発射の事前連絡はなかった。一方、海上保安庁は23日、中国当局から「宇宙ごみ落下」の予定があると通報を受け、25日午前7時から午後1時までフィリピンのルソン島北西、同島東と南太平洋の3地点に航行警報を発出。ICBMはこのコースを飛行したとみられ、防衛省によると日本上空の通過は確認されていない。
〔写真説明〕記者団の取材に応じる木原稔防衛相(中央)=25日午後、さいたま市の陸上自衛隊大宮駐屯地
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方