【パリ時事】ウクライナのゼレンスキー大統領は3日、中部ポルタワ州でロシアによるミサイル攻撃があり、少なくとも51人が死亡、270人余りが負傷したと明らかにした。欧米メディアによれば、軍の通信専門家を養成する施設や付近の医療機関が直撃を受けた。
 攻撃があったのは3日で、ロシアが弾道ミサイル2発を発射。ウクライナ国防省によると、警報から着弾までの時間が短く、防空壕(ごう)に避難しようとした人々が被害に遭った。がれきの下敷きになった負傷者もおり、救助活動が続いている。
 ゼレンスキー氏はX(旧ツイッター)への投稿で、ウクライナを侵攻するロシアが「この攻撃の代償を払うことになる」と主張。その上で「ウクライナは防空システムとミサイルを必要としている」と述べ、西側諸国に軍事支援の増強を呼び掛けた。 
〔写真説明〕3日、ウクライナ中部ポルタワ州で、ロシア軍のミサイル攻撃を受けた施設の外で待機する医療関係者ら(AFP時事)

(ニュース提供元:時事通信社)