災害時にはフォークリフトで避難場所や電力喪失エリアまで運搬可能

マイクロオフグリッド・グリーンエネルギ―事業などを展開するPoC TECH(東京都目黒区)と、IT関連機器販売などを手がけるコメイチ(青森県佐井村)は、太陽光発電を過酷な設置環境に適応させ、自立した自己蓄発電消費を可能にする太陽光利活用オフグリッドエネルギーユニット「SAI-KORO(サイコロ)」を提供する。暮らしの中で自然のエネルギーを有効活用しながらCO2削減を実現し、災害時にはフォークリフトで避難場所や電力喪失エリアまで運搬できるもの。

同製品は、PoC TECHが展開する自律型グリーンエネルギー蓄発電ユニット「tsu-mu」をカスタマイズし、塩害地域や豪雪地域、高温地域に順応するエネルギーシステムとしてハード面とソフト面から構築したユニット。40キロワットアワー、20キロワットアワーの2種の蓄電能力を用意する。好天時には約半日で満充電が可能。蓄電池自動切り替え方式で、自然エネルギーが不足した場合は系統電力へ自動的に切り替えられ、自然エネルギーが一定蓄電量に達するとメイン電力に自動復帰する。

同製品はフォークリフトで移動が可能なため、災害時の避難場所での電源活用や、電源喪失した地域への運搬に対応する。オプションのサブパワーステーション(1500ワットアワー、サージ3000ワット、2台連結対応可能)を設置・併用することで、電気を自由に持ち運び利用することも可能になる。出荷時に電圧や周波数の調整が可能なことから、国内外問わず利用できるという。

太陽光発電パネルは、薄型軽量タイプでありながら、風速45メートル/秒・積雪量120センチメートルの環境耐性を備える。耐久性は、メガソーラー発電所で利用されているIECガラスパネル基準となっている。

同製品のサイズは、40キロワットアワー・モデルが幅1300×奥行き1300×高さ1234ミリメートル、20キロワットアワー・モデルが幅1300×奥行き1300×高さ×885ミリメートル。

同製品のフラッグシップモデルは、環境庁の脱炭素先行地域に選出された青森県佐井村に展示されており、今年10月頃に説明イベントが開催される予定。

プレスリリース

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リスク対策.com 編集部