企業と従業員を守るための知識とケーススタディー
【月刊BCPリーダーズ】7月号

災害対策・対応に欠かせない気象情報。しかし、企業において十分に活用されているかというと、そうともいい切れません。平時からの活用、特にリスクマネジメントへの活用には、まだ改善・改良の余地がありそうです。

 

DXの潮流の下、ビジネスに影響を与えるさまざまな情報がビッグデータ化され、経営判断に使われる昨今、気象情報・データももっと生かせるはず。防災力の向上、事業機会ロスの削減、チャンスの創出――平年より暑く、雨も多くなりそうな夏本番を前に、気象情報・データの活用について考えます。

 

企業事例は、初動のスピードアップを目指す企業2社をピックアップ。事業環境で何が起きているかを素早く察知するには離散する情報を経営に集める仕組みが必要ですが、両社が始めたのは、サプライヤーの声に、あるいは社員の声に真摯に耳を傾け、寄り添い、組織間や階層間の心理的ハードルを取り除く取り組みでした。