2024/06/03
防災・危機管理ニュース
気象庁は3日午前6時31分に石川県能登地方で最大震度5強の地震が発生した直後、秋田県から奈良県にかけての広い範囲に一般向け警報としての緊急地震速報を発表した。実際の地震の規模(マグニチュード=M)は6.0(暫定値)だったが、「富山湾を震源とするM7.4の地震」と過大に予想。このため、能登地方では震度6弱から7程度、東京23区では震度4程度の揺れが来ると発表した。
同庁の原田智史地震津波監視課長は記者会見で、「どうして過大になったか精査している。数秒単位の極めて短時間に、同じ場所で地震が複数発生したことが原因かもしれない」と話した。先に起きた地震の揺れが続いている間に次の地震が起きた場合、分離して把握することが難しくなり、一つの大きな地震と予想してしまった可能性が考えられるという。
緊急地震速報は地震発生直後、速く伝わる地震波を解析し、大きな揺れが広がる前に発表する。一般向けの警報とビル管理者など専門家向けの予報があり、警報は予想震度が最大震度5弱以上の場合、誤差を見込んで震度4以上が予想される地域に発表される。
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年7月2日配信アーカイブ】
【7月2日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:富士山噴火における企業の対応
2024/07/02
-
海外サプライヤーを含めた人権デューデリジェンスの評価方法
本勉強会では、 海外サプライヤーを含めた人権デューデリジェンスの評価方法ついて解説していただきました。2024年6月25日開催。
2024/07/01
-
-
-
サプライヤー企業が自分たちでBCP教科書を制作
自動車などの部品メーカーであるミクニのサプライヤー協力会「風の和」に所属する林工業は、同協力会のBCP分科会リーダーとして、所属する数多くの企業のBCP策定支援を牽引してきた。担当者の存在しない各サプライヤーがBCPに取り組めるよう、BCP分科会は積極的に関わる。この4月には「教科書」を発行し、各社のレベルアップを促している。
2024/06/27
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!【2024年6月25日配信アーカイブ】
【6月25日配信で取り上げた話題】今週の注目ニュースざっとタイトル振り返り/特集:2024年第2四半期振り返り
2024/06/25
-
-
災害・停電時におけるオフィス内のCO2濃度帰宅困難者対策で社員が体調を崩さない換気量は?
停電が発生すれば、機械換気はできなくなり、オフィスでは室内の空気環境が悪化する。多くの人が留まれば、二酸化炭素濃度は高まり、体調悪化を招く懸念もある。災害時における室内の二酸化炭素問題について詳しい工学院大学建築学部建築学科教授の柳宇氏(博士:公衆衛生学・工学)に聞いた
2024/06/22
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方