2024/05/31
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】米オープンAIは30日、中国やロシア、イスラエル、イランの組織が、同社の生成AI(人工知能)を使い、世論誘導を試みていたと指摘する報告書を公表した。SNSやブログでコンテンツが拡散されたが、影響は限定的だった。日本への批判をあおろうとした事例も確認された。
過去3カ月間で、五つの組織や企業の活動を検出し、関係者のアカウントを使えないようにした。記事やSNSアカウントの名前・経歴の作成などに生成AIを使っていた。活動は複数のSNSで確認されたが、言説が浸透するには至っていないという。
ロシアの組織はウクライナ侵攻を肯定し、ウクライナや米国を批判するコンテンツを投稿した。イランの組織やイスラエルの企業は、パレスチナ自治区ガザの戦闘に関する情報操作を仕掛けた。中国の組織は、東京電力福島第1原発の処理水放出を批判するブログ記事の作成に使っていた。
〔写真説明〕SNSアプリのアイコンを表示したスマホ(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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