2024/05/21
防災・危機管理ニュース
【カイロ時事】イスラエルのネタニヤフ首相は20日、ビデオ演説で、国際刑事裁判所(ICC、本部オランダ・ハーグ)のカーン主任検察官が戦争犯罪などの疑いで、イスラム組織ハマス指導部と並んで自身とガラント国防相に対する逮捕状を請求したことを「歴史的暴挙で、(ICCにとって)永遠に続く恥だ」と非難した。ネタニヤフ氏は「このもくろみは完全に失敗する」と断言した。
ネタニヤフ氏は、イスラエルはテロ組織との正当な戦争を行っているとして、請求が「イスラエルの自衛権を否定する試みだ」と訴えた。
一方、ガラント氏は同日、商都テルアビブでサリバン米大統領補佐官(国家安全保障担当)と会談した。両者はハマス最後の主要拠点と見なすパレスチナ自治区ガザ最南部ラファでの地上作戦について話し合った。
ロイター通信は、ガラント氏がラファでの作戦拡大について言及したと報じた。ホワイトハウスによると、ガラント氏はラファでの「代替案」を説明。サリバン氏は本格侵攻の自制を求める米国の立場を改めて伝えた。
イスラエルメディア「タイムズ・オブ・イスラエル」は、軍の推計でこれまでに住民約95万人がラファから退避したと報じた。ただ、30万~40万人がラファに留まっており、その多くが西部の海岸付近に集中しているという。同メディアはまた、軍はハマスがロケット弾の製造能力を失ったとみていると伝えた。
〔写真説明〕イスラエルのネタニヤフ首相=12日、エルサレム(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方