2024/05/12
防災・危機管理ニュース
ロシア国防省は12日、ウクライナ北東部ハリコフ州の国境地帯の4集落を掌握したと発表した。11日にも5集落の制圧を公表したばかりで、ロシア軍はウクライナ北東部の国境を侵し攻勢を強めている。AFP通信が伝えた。
国防省はまた、ハリコフ州に接するロシア西部ベルゴロド州の州都ベルゴロドで12日、ウクライナ軍のミサイル攻撃後に共同住宅の一部が崩壊し、少なくとも20人が負傷したと明らかにした。ロシア側が迎撃したミサイルの「破片」が建物に命中したという。これにより、少なくとも7人が死亡したとの情報もある。
ハリコフ州のシネグボフ知事は12日、国境地帯で民間人4000人以上が避難したとSNSに投稿。ロシア軍の攻撃で、複数の民間人の死者が出ているという。
ウクライナのゼレンスキー大統領は11日のビデオ声明で、ハリコフ州の国境地帯の7集落で「防衛作戦」が続いていると指摘。兵力を増強し、領土防衛のため「反撃を行っている」と説明していた。
〔写真説明〕12日、ロシア西部ベルゴロドで、ウクライナ軍の攻撃で損壊した共同住宅(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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