2024/05/05
防災・危機管理ニュース
ロシアのプーチン大統領の通算5期目の就任式が7日、モスクワで行われる。ウクライナ侵攻を背景に国内を引き締め、3月の大統領選は得票率約87%で圧勝した。8日以降に新内閣が発足、9日には旧ソ連の対ドイツ戦勝記念行事で演説し、2030年までの任期をスタートさせる。
就任式はクレムリン(大統領府)であり、18年の前回は約5000人が出席した。最初にプーチン氏は政権人事を提案。20年から務めるミシュスチン首相を続投させるもようで、8日に下院で承認される。
「内閣の骨格は維持される」(マトビエンコ上院議長)といい、政権の「マイナーチェンジ」にとどまる見通し。戦時下でラブロフ外相やショイグ国防相の留任も濃厚と目されている。
8日には早速、ロシア主導の経済ブロック「ユーラシア経済同盟」の首脳会議がモスクワで開かれる。加盟国首脳には、戦勝記念日の9日に「赤の広場」で実施される軍事パレードへの参列を促し、戦時下でロシアが孤立していないとアピールする場になりそうだ。
〔写真説明〕ロシアのプーチン大統領=3日、モスクワ(AFP時事)
(ニュース提供元:時事通信社)
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