中古車販売大手ビッグモーター店舗前の街路樹が伐採されるなどした問題で、横浜地検は29日、旧川崎店(川崎市)で伐採を指示したとして、器物損壊罪で、元役員の男性(51)ら2人を在宅起訴した。道路法違反罪で書類送検されていた法人としてのビッグモーターは不起訴処分とした。地検は理由を明らかにしていない。
 街路樹伐採問題で起訴されるのは初めて。他に在宅起訴されたのは、旧川崎店の元店長(33)。実際に伐採した元店員(42)は、28日付で略式起訴された。
 起訴状によると、元役員と元店長は共謀して2022年10月、旧川崎店前の歩道で、ツツジ6株をのこぎりで切断したとされる。 
〔写真説明〕ビッグモーターの看板

(ニュース提供元:時事通信社)