小林製薬の「紅麹(べにこうじ)」関連製品を摂取した人が健康被害を訴えている問題で、大塚食品(大阪市)などが25日、原料として紅麹を使用した可能性があるとして自主回収を始めた。小林製薬は台湾企業を含め食品メーカーなど52社に原料として紅麹を販売していることを明らかにしている。販売先には商社も含まれていることから、回収の動きがさらに広がる可能性がある。
 大塚食品は「あわ 紅豆腐」の原料に紅麹を使用しており、約700個自主回収する。竹屋(長野県諏訪市)は「タケヤみそ 塩ひかえめ紅麹仕立て」を約750個、ZERO PLUS(福岡市)は「悪玉コレステロールを下げるのに役立つ濃厚チーズせんべい」を約700袋それぞれ回収。みそや麹を製造販売するおたまや(山形県米沢市)は小林製薬の紅麹を使用した製品の回収を発表し、甘強酒造(愛知県蟹江町)は「紅麹梅酒」の回収を始めた。 

(ニュース提供元:時事通信社)