21日午後2時半ごろ、中国電力島根原発2号機(松江市)の廃棄物処理建物の工事中、コンクリートの塊が崩落し、協力会社の男性作業員(63)が下敷きになった。男性は意識不明の重体で病院に搬送されたが、死亡した。島根県警が詳しい事故原因を調べている。
 中国電や県警松江署によると、建物の安全対策として基礎部分を強化する工事が行われていた。男性は建物の地下数メートルの場所で掘削作業をしていたところ、基礎部分に施されていた縦約3メートル、横約1メートル、厚さ約15センチのコンクリートが頭上から落ちてきて下敷きになった。 

(ニュース提供元:時事通信社)