パソコンの画面に「ウイルス感染した」などの嘘の警告画面で驚かせ、有料のサポートと称して、ソフトや電子マネーカードなどを購入させて代金を騙し取る「サポート詐欺」。最近では、従来の電子マネーカードでの支払いのほか、ネット銀行での送金を要求する新たな手口も確認されています。

サポート詐欺の手口

ウェブサイトを閲覧中、突然警告音とともに連絡先の電話番号が表示されます。

表示された電話番号に連絡すると、「遠隔操作でパソコンを直す」などとサポートと称し、遠隔操作ソフトをインストールさせられ、有料のサポート契約等を強いられ、電子マネーカードでの支払いやネット銀行での送金を求められます。

[電子マネーカードの場合]
コンビニ等で電子マネーカードを購入するように要求され、コード番号を騙し取られます。

[ネット銀行の場合]
例えば少額(5,000円)の送金を要求され金額を入力したところ、遠隔操作で金額の末尾に「0」を追加され勝手に送金額を変更されてしまい、多額(500万円)の金銭を騙し取られます。

両方同時の被害も発生しています。

画像を拡大 出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA)https://www.ipa.go.jp/

サポート詐欺被害防止のための対策

・警告は無視して画面を閉じる、または再起動する!
・警告画面に表示された連絡先の電話番号やメールアドレスには連絡しない!
・電子マネーカードの購入やネット銀行での送金を要求されても無視!
・金融機関ごとに設定されている送金上限額の設定を最少額に変更する!


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