国土交通省東京航空局成田空港事務所は、災害などによって管制塔が使えなくなったときに使用する「非常用管制塔設備」の展開訓練を報道公開した。コロナ禍の影響により、空港内での訓練は5年ぶりとなる。
 この日の訓練では、羽田空港に保管している設備を使用した。高さ約6メートルに上昇する管制シェルター設備のほか、通信シェルター、電源シェルターといった一連の設備をすべて展開。参加した航空管制官らが運用手順などを確認した。空港事務所の松本弘聖次長は「災害があった場合にも訓練の経験を生かして、慌てることなく平常心で管制業務ができるようにしたい」と話していた。 

(ニュース提供元:時事通信社)