今や数十年に一度の大災害と呼ばれるような自然災害が当たり前のように頻発し、世界的にも気候変動による多大な影響が生じています。地球環境への配慮や持続可能性を視野に入れた社会課題の解決が企業や組織に求められる中、そのような天変地異の時代を迎えて、サステナブルかつレジリエントな社会の実現に向けた防災DXやBCPの取り組みの重要性は増すばかりです。  

本セミナーでは、重要インフラや社会基盤の安全・安心を支える災害対策や社会問題化している太陽光発電所のケーブル盗難対策について詳しく紹介します。また、近年急速に導入が進んでいる監視カメラシステムなどによるBCP対策やAIを活用したセキュリティの強化について、情報化社会に安全と信頼を提供する「昭電」と危機管理の専門メディアである「リスク対策.com」が最新動向を交えてご紹介します。 

13:30 主催者あいさつ

 

株式会社昭電 常務執行役員 事業推進部長

加藤 雅也 氏

1987年 株式会社昭電 入社。約20年間、日本IBM様、流通サービス分野ユーザー様、金融業界のお客様へデータセンター設備、ネットワーク構築の営業職に従事。2006年 コンピュータベンダー・SIベンダー・金融業界担当の営業部長としてITインフラBCP対策構築の提案、提供を主導。2008年 事業推進部長に就任、全社企画・営業・生産部門を統括。2015年 常務執行役員に就任、現職。
13:40 基調講演

激動の時代を乗り越える危機管理と災害対策実災害から見えてきた事業継続の盲点と未来

2024年は元日に最大震度7を観測した能登半島地震が発生し、多くの企業においても対応に追われました。日本国内だけではなく世界中で大地震や深刻な豪雨・土砂災害、森林火災、火山噴火などが頻発化し、まさに地球規模で激動の時代を迎えていると言えるのではないでしょうか。そのような時代を生きる企業や組織のBCP・防災担当者へ、これまで数多くの災害現地調査から見えてきた教訓や盲点、これからの危機管理や災害対策の在り方をお伝えします。 

防災システム研究所 所長

山村 武彦 氏

東京都出身。1964年、新潟地震での災害ボランティア活動を契機に、防災・危機管理のシンクタンク「防災システム研究所」を設立。以来50年以上にわたり、国内外で発生する災害の現地調査を実施。2000年、「近助(きんじょ)」、「互近助」、「防災隣組」を考案し提唱。また、日本各地での講演、報道番組での解説、執筆活動などを通じ、防災意識の啓発に取り組む。多くの企業や自治体の社外顧問やアドバイザーを歴任し、BCP(事業継続計画)マニュアルや防災マニュアルの策定など、災害に強い企業、社会、街づくりに携わる。「現代ビジネス」(講談社)での新連載「南海トラフ巨大地震」が好評。著書は「台風防災の新常識」、「互近助の力」、「南三陸町 屋上の円陣」など多数。
14:45 災害・セキュリティ対策

能登半島地震を機に考える、
今取り組むべき企業防災対策について

2024年1月1日。年明け早々に発生した能登半島地震は甚大な被害をもたらし、これを機に企業も防災への意識が高まりました。しかし、実際に防災対策に着手した企業はどのくらいあるのでしょうか?どうしても優先順位が低くなりがちな防災対策。先ずは出来るところから少しずつ始めることが肝心です。今後想定される巨大地震や自然災害に備えるべく、フェーズフリーを取り入れた対策製品を参考にご紹介します。

株式会社昭電 地震対策システム部 部長

村井 和男 氏

1981年 株式会社昭電 入社。1986年 電力会社向けパケット交換機用免震装置の開発に従事。以降データセンタ向け床免震システムや通信機器の耐震対策製品,フリーアクセスフロア・複合機等の地震対策製品の開発に従事。2022年 関東地方発明表彰 都知事賞受賞(発明協会)

雷被害が急増する監視カメラの実情と対策について

監視カメラは防犯、防災ニーズの高まりにより屋内外に数多く設置されるようになりました。それに伴い、監視カメラの雷被害が増加してます。雷による監視カメラの故障は設備費の損害もさることながら、監視不能によるセキュリティーの低下が大きな問題となっています。そのため、雷対策を講じることが必要になります。ここでは、近年の監視カメラの設備形態に応じた雷対策と、対策に用いるサージ防護デバイス(SPD)について説明します。

株式会社昭電 雷対策システム部 副部長

鈴木 淳一 氏

1989年 株式会社昭電 入社。品質保証部門を経験ののち、1998年より雷害対策の製品開発に従事。2016年発明大賞発明功労賞受賞(日本発明振興協会)

社会問題化している太陽光発電所のケーブル盗難の課題と対策について

近年発生件数が急増している太陽光発電所の電源ケーブル盗難に対して、従来とは違う手法での検知装置をご紹介します。
盗難対策は実行を諦めさせる環境作りが重要ですが、被害件数は高止まりしています。抑止に加えて、被害を最小化させるために新方式のケーブル切断検知システムを開発しました。
盗難事例としてケーブルを切断して持ち去る手法が多いため、この瞬間を捕捉し、威嚇、駆け付けをすることで被害の最小化を目指します。

株式会社昭電
金融営業部 課長代理 兼 技術ソリューション推進室

花井 聡 氏

2010年 株式会社昭電 入社。金融営業部所属。銀行・信用金庫・生命保険・損害保険会社への非常用電源、雷対策、ATMコーナー建築、ネットワーク構築の営業に従事。2021年から技術ソリューション推進室兼務。部門間を超えた製品開発、営業支援に従事。

 

15:45 監視・管理

これからのフィジカルセキュリティ対策 監視・管理運用における多様化するリスクへの対応と省力化の実現に向けて

さまざまな重要施設における監視・管理運用の省力化は企業の運営コストを抑えるための重要な検討ポイント。多様化への追従をいかに省力化しながら、かつ高い質で維持していくことができるかは、これからの大きな課題です。

その中でも、フィジカルセキュリティ対策については高度化していくリスクと常に対峙、更新を重ねていかなければなりません。GENETECセキュリティセンターがこういった運用課題に対し、どういった効果をもたらすかについて運用事例も含めてこ紹介します。

ジェネテック・ジャパン株式会社
カントリーマネージャー

室川 豪 氏

14年間、システムエンジニアとして、Unix、Windowsシステムをベースとしたインフラシステム構築を担当。ITセキュリティ製品の営業に2010年より従事。2017年よりジェネテック・ジャパンにて、物理セキュリティ営業に携わる。2019年より日本国内の営業を統括、2021年よりカントリーマネージャを務め、日本マーケットを担当。
株式会社昭電 執行役員 情報機器システム部長(兼 技術ソリューション推進室長)

八木 祥人氏

1986年 株式会社昭電 入社。情報機器システム部でネットワークSEとして、モデム・TDM等の伝送機器でのネットワーク構築から、音声/映像システムも含めたIPネットワークのデザイン・構築にも従事。2004年 同部部長に就任。2015年 執行役員。2016年 技術ソリューション推進室長を兼務、昭電の持つ各種技術を複合化ソリューションとして創出する役割を担い活動。
総合ファシリテーター
リスク対策.com 編集長

中澤幸介

2007年に危機管理とBCPの専門誌「リスク対策.com」を創刊。数多くのBCPの事例を取材。内閣府プロジェクト「平成25年度事業継続マネジメントを通じた企業防災力の向上に関する調査・検討業務」アドバイザー、「平成26年度地区防災計画アドバイザリーボード」、熊本県「熊本地震の対応に係る検証アドバイザー」。
2024年9月12日 13:30~17:00 開催
お申し込みフォーム

< 開催概要 >

日程

2024年9月12日(木)13:30 ~ 17:00

開催形態

対面、オンライン(Zoom配信)

申込締切

対面   :~2024年9月11日(水)12:30まで
オンライン:~2024年9月12日(木)13:30まで

定員

対面:100名

※お申込みは先着順とし、定員になり次第締め切りとさせていただきます。
※同業他社さまにはご参加をご遠慮頂いております。申し訳ございませんが、ご理解のほど宜しくお願い致します。

場所

秋葉原UDX 4F GALLARY NEXT-1(セミナー会場)、NEXT-2(展示会場)
〒101-0021 東京都千代田区外神田4丁目14−1

会場展示

地震対策、雷害対策、ケーブル盗難対策、監視・管理の各コーナーにて実機・システム紹介

参加費

無料

主催

株式会社昭電

協力

リスク対策.com/株式会社新建新聞社

対象

企業・自治体の危機管理担当者、防災、リスクマネジメント室、総務、経営企画、情報システム、CSR、法務、広報担当者ほか

< お問い合わせ先 >
 セミナー運営事務局(新建新聞社内): riskinfo@shinkenpress.co.jp