日本最大級を誇る賃貸住宅特化

株式会社日本政策投資銀行(DBJ)は、アドバンス・レジデンス投資法人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙坂健司)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施すると発表した。

「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。

アドバンス・レジデンス投資法人は、東京経済圏を中心としたポートフォリオを有し、資産規模において日本最大級を誇る賃貸住宅特化型の不動産投資信託(J-REIT)。DBJでは「本件は、当法人の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメント株式会社の運用業務における防災・事業継続体制を評価し、その評価結果に基づいて当法人に対し、DBJ BCM格付に基づく融資を実施するもの」としている。

DBJによると、今回の評価では、(1)有事における迅速な資産運用業務の前提となる重要業務継続のための情報インフラ代替拠点を確保している点、(2)投資家および監督官庁に迅速な情報発信を行うべく、建物管理会社と有事のエスカレーションフロー(緊急時の対応について適切に判断するために、上位責任者に対して必要な情報を共有する連絡系統)を統合し、各社の役割分担や情報連絡体制等を明確にしている点、等を高く評価したとしている。