2012/12/03
防災・危機管理ニュース
日本最大級を誇る賃貸住宅特化
株式会社日本政策投資銀行(DBJ)は、アドバンス・レジデンス投資法人(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:髙坂健司)に対し、「DBJ BCM格付」に基づく融資を実施すると発表した。
「DBJ BCM格付」融資は、DBJが開発した独自の評価システムにより、防災および事業継続への取り組みが優れた企業を評価・選定し、その評価に応じて融資条件を設定するという、「BCM格付」の専門手法を導入した世界で初めての融資メニュー。
アドバンス・レジデンス投資法人は、東京経済圏を中心としたポートフォリオを有し、資産規模において日本最大級を誇る賃貸住宅特化型の不動産投資信託(J-REIT)。DBJでは「本件は、当法人の資産運用会社であるADインベストメント・マネジメント株式会社の運用業務における防災・事業継続体制を評価し、その評価結果に基づいて当法人に対し、DBJ BCM格付に基づく融資を実施するもの」としている。
DBJによると、今回の評価では、(1)有事における迅速な資産運用業務の前提となる重要業務継続のための情報インフラ代替拠点を確保している点、(2)投資家および監督官庁に迅速な情報発信を行うべく、建物管理会社と有事のエスカレーションフロー(緊急時の対応について適切に判断するために、上位責任者に対して必要な情報を共有する連絡系統)を統合し、各社の役割分担や情報連絡体制等を明確にしている点、等を高く評価したとしている。
防災・危機管理ニュースの他の記事
おすすめ記事
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/19
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
-
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方