訓練への参加はハードルが高いと感じている人や日程の都合で参加できない人も気軽に体験できる

東京・品川区はこのほど、ブラウザで閲覧できるVRを使った区民避難所体験コンテンツ「~VRでジージョくんと一緒に防災訓練~」を専用ウェブサイトで公開した。新型コロナの影響で区内一斉防災訓練による避難所訓練が困難となったことを受け、DX化ソリューションの開発を手がけるハートコアのVRコンテンツ作成サービス「VR360(ぶいあーるさんろくまる)」を活用し、モデルとなる区民避難所をVR化したもの。

同コンテンツでは、しながわ防災キャラクター「ジージョくん」と一緒に避難所内を探索し、受付の流れやどのようなスペースがあるかなどを確認することで、区民避難所のイメージを学ぶことができる。これにより、避難所訓練に参加できない人や、訓練への参加はハードルが高いと感じている人も気軽に体験できるようになる。VRコンテンツで注目を集めることで、区内一斉防災訓練の知名度の向上も期待する。

ハートコアの「VR360」は、3DカメラのMatterport(マターポート)で撮影した施設を、Web上で有効活用出来るサービス。「空間撮影」+「オリジナルサービス」+「メンテナンス」を全て一貫してサポートし、音声・画像の埋め込み、誘導のためのリンクを設置するなど、”今までにない”サービスとして提案する。同サービスは、令和3年度品川区社会貢献製品の認定を受けている。