「ウイルスが検出された」などの偽警告に注意!
偽のサポートへ誘導する詐欺が横行

警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
2021/12/10
中小企業をめぐるサイバー情勢と対策
警視庁サイバーセキュリティ対策本部
2016年4月、複雑多様化するサイバー空間の脅威に対処することを目的に設置された警視庁の組織。その業務の一つに、都民及び都内に所在する事業者等に対するサイバーセキュリティ対策や広報啓発活動を実施して、都民生活及び社会経済活動の安全・安心を確保するものがある。
パソコンやスマートフォンでウェブサイトを閲覧中、突然音声案内や警告音とともに「ウイルスが検出された」「システムが破損している」といった文言で偽の警告画面が表示されたことはありませんか? これは偽のセキュリティ警告画面に電話番号を表示して、電話をかけさせ偽のサポートへ誘導する「サポート詐欺」「偽警告詐欺」と呼ばれる手口です。
電話をかけると以下のように誘導を行い金銭をだまし取ろうとします。
1 オペレーターによる電話対応
2 ソフトウェアをダウンロード、インストールさせ、遠隔操作で「パソコンが危険」と虚偽の説明をする
3 強引に有償サポート契約を勧める
4 サポート代金支払いのため電子マネーの購入を求める
5 サポートを行うふりをして電子マネーの購入に行かせる
・警告画面記載の電話番号に電話をかけない
・遠隔操作ソフトやセキュリティソフトはダウンロードやインストールをしない
・購入・契約しない
※出典:独立行政法人情報処理推進機構(IPA、安心安全窓口だより)
ウイルスを除去するために、無料アプリをインストールさせようとする場合がありますが、無料なのは数日間のみで、後に高額請求をされる場合もあります。アプリの開発元、利用料金、利用規約などをよく確認してね!
警視庁サイバーセキュリティ対策本部公式ツイッターでも情報発信を行っています!
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