2018/04/11
防災・危機管理ニュース

LINEは9日、熊本市と15日に震災対処実動訓練を実施すると発表した。全国の地方自治体でLINEを活用した初の情報収集・伝達の実証実験も共同で実施。避難所の情報共有などを実施する。
2016年の熊本地震の前震から14日で2年を迎える熊本市では、15日に震度6強を想定した職員約1万人、住民約3000人が参加する過去最大規模の訓練を実施する。そのうち取り組みの一環として、熊本市中央区対策部と44カ所の避難所担当職員を合わせた約120人でLINEグループを形成。情報収集や伝達の訓練を行う。安全点検の結果や避難者数といった情報を、対策本部との間だけでなく避難所間でも共有できる。また、熊本地震の際に避難所運営にLINEを活用した熊本県立大学の学生も参加する。
LINEは熊本市と2017年4月に熊本市と「情報活用に関する連携協定」を締結。防災での情報収集や活用にLINEを活用する方針を示していた。今回の訓練ではLINEを用いた職員の安否確認や参集訓練も行われる。
■ニュースリリースはこちら
https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001040.000001594.html
(了)
リスク対策.com:斯波 祐介
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