J:COM「いばらき人図鑑」の一コマ(画像提供:赤プルさん)

こんにちは!赤プルです。

前回お話ししましたが、「姉の家の耐震対策&備蓄準備プロジェクト!」と勝手に名づけた動画番組の撮影を行います。2日にロケを控えており、かなり緊張しています。

前回はこちら。
まずは引き出し1つから。「1日1カ所整理」をしてみよう!
 意識は高めて、ハードルは下げて!

 http://www.risktaisaku.com/articles/-/4877

というのも、今回身内とはいえ、初めて他人の家の防災対策をする、しかも動画で流すという、とてつもなく責任のある企画を提案しちゃったものですから、いくら考えても「これでいいのかな?」「大丈夫かな?」と落ち着かないんですよね。

地震の揺れへの対策については「これまで学んだことをすぐに活かすことができる!」と実感はありました!

問題は備蓄!!
「片付けから始めっぺよー!」と提案したけど、姉の家の場合、片付けは後になりそうです。

とにかくハードルを下げるため、今すぐ始められる対策を!という内容なんですけど、いや~、本当に面食らったというか、自分の浅はかさに猛省しているという感じです。

「コンロがあって、お米と水があればご飯は炊けるよね!」と、初打ち合わせで姉と話しますと、姉からは考えもしなかった一言が。

「洗い物できないからね」。

2011年の東日本大震災と2015年の茨城県常総市の水害時、実際にライフラインが止まっている状態で生活をした事がある姉が経験した、その時の切実な問題でした!

防災士なりたてとはいえ、実際に被災していない自分が、災害時の生活を全くわかっていないことに驚愕しましたね。

わが家の備蓄も考えてみたらそばやパスタといった、ゆでなければ食べられないもののオンパレード(汗)。姉に言われた一言で、ゆでた鍋はどうするんだとか、ゆで汁問題も出てくることに気がついたんだから、わかってなかった自分がこっぱずかしくもあります。ただ、ここで気づけて良かったなと、前向きに考えています。

それこそ災害時、準備していたものが食べられないなんて悲しすぎますね!経験していないからこそ、リサーチや想像力が大事になると感じました。

姉の家の防災対策に悩む日々を送っています!(画像提供:赤プルさん)

そして、これは自分の経験から一つ言えること。備蓄する食べものは、おいしいもの、好きなものがいいと思います!

先日、備蓄していたレトルト食品を食べてみました。ローリングストックですから、たまに食べないと賞味期限が切れるので、定期的に食べるわけですが。

そのレトルト食品、正直に申し上げまして、「くっそまず!!」の一言でした!何度か口に入れて確かめましたが、口に入れるたびにすぐさま吐き出すの繰り返しになっただけでした。

こんなことってあります?

聞いてはいたけど、本当にあるんだなぁと貴重な体験になりました!

わたしの口に合わなかっただけかもしれないけど、安いアウトレット商品だったから、人気のないものだったのかもしれませんね!こんなふうに備蓄品代をケチるとこんなことが起こりうるという教訓です。

「おいしいもの」「好きなもの」と表現できなくても、普段食べ慣れたものが無難です。いざという時、準備しておく食べ物には安心感が一番大事だなぁと痛感しました!

京都の義父母と。いつか京都のお家も防災対策へ行きたいです!(画像提供:赤プルさん)

姉たちが災害時何を食べていたかというと、公的に支給されたものだったそうです。コンビニで売っているようなおにぎりやパンといった支援物資がたくさん届いたのですね!

冷蔵庫が備蓄庫になるという考え方もあるのですが、姉は避難すると何日間家をあけるかわからないから、あまりものを入れておきたくないと言いました!だけれども今回は災害時の自宅待機と、物資がすぐに届かないと仮定しての準備。あくまでも最低限の備蓄は必要です!!

ロケまでに準備が整うでしょうか?
また洗い物問題も解決していきたいと思います!

(了)