「災」の年、愛猫が亡くなりました
暮らしの中のペットの危険、認識を

赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
2018/12/27
女芸人赤プルの「防災は片付けから始めよう!」
赤プル
茨城県常総市出身。2003年女性ピン芸人としてデビュー。エンタの神様、爆笑レッドカーペットなどの番組で、茨城の自虐ネタで注目を集める。2011年先輩芸人、元 坂道コロコロの松丘慎吾と結婚。2014年「チャイム」という夫婦コンビを組み、浅草漫才協会に所属。茨城大使・常総市ふるさと大使。整理収納アドバイザー。防災士。著書「おめえら、いつまでも調子に乗ってんじゃねーかんな」。
2018年がまもなく終わります。皆さんにとっては、どんな1年でしたか?今年の漢字は「災」になりましたが、私ににとっても、防災士として「災」によく関わり、学ばせてもらった1年でした。実際に個人的な災いもあり、「哀」の年にもなってしまいました。というのは、飼っている猫が12月初旬に亡くなったのです。
猫がよくかかってしまう、腎不全という病気でした。11月に診断を受けてから、あっという間でした。記憶にある方もいらっしゃるかもしれませんが、5月に書かせてもらった、脱走猫ちゃんです。
■愛猫逃げる!GWに壮絶追いかけっこ
http://www.risktaisaku.com/articles/-/6203
脱走を通して、猫の保護の方法や窓に対する対策などを書かせてもらったのですが、ほとんどただの猫脱走エピソードでした。
しかし今思っても、脱走した猫は探す事が大掛かりになることもあり、マンション内で許可を得たり、他の住人の方にご迷惑にならないようにと色々と配慮が必要で大変だった事を思い出します。さらに猫との暮らしについて、より深く考えるようになった転機になりました。
ペットセイバーという資格も取りました。
■ペットセイバーの資格取りました!
http://www.risktaisaku.com/articles/-/10454
これはサニー カミヤさんが主催している、ペットセイバーというペットの救急員資格で、買っているペットを救える技術が身につきます。
https://petsaver.jp/basic/
この時に教わった典型例の通り、愛猫の容態の急変で私はパニックに陥ってしまいました。まずは、自身が深呼吸する事から教わったはずなのに、実際には猫を抱きかかえ、夫を怒鳴るという行動をしてしまいました。
病院に電話して、タクシーで病院へ!この判断はペットセイバーのおかげでしょうか、そういう選択ができ、深夜に病院へ向かいました。
緊急病院で受けた診断が予想外で、またも、うまく呼吸ができなくなってしまったりしましたが、災害が身に降りかかった時、自分がどんな風になってしまうのか、そういうことも愛猫が教えてくれたように、今は感じています。
病院へ行き、一命は取り留め、翌朝家に帰ってこれたものの、さらにその翌日の朝には力尽きてしまいました。よく頑張ってくれたけれど、とても悲しく、寂しい別れでした。
猫が亡くなって、しばらくは理由を探ったり、あれがダメだったのだはないか、これがいけなかったのではないか、色々な思いが巡り、自分を責めたり何かのせいにしようとしたりしてる事にも気がつきました。猫のためにしてきた事もたくさんありました。
地震の対策として家具の下敷きにならないように、家具の転倒防止対策を自分たちのため以上に考えたり、万が一の際の避難所でのこと、自宅避難の場合のこと、を猫と過ごすため、ありとあらゆる想定をしていました。
実際に、2016年の熊本地震では家具の下敷きで亡くなられた猫ちゃんもいたようで、こんな記事が目に留まりました。
■熊本地震で犠牲になった犬や猫などを描く 絵画展 (sippo)
https://sippo.asahi.com/article/10563218
一緒に写ってる写真や、ICチップが有効であることなど、被災された方のお話はとても参考になります。知っておく事が、今後の備えに繋がりますよね。
女芸人赤プルの「防災は片付けから始めよう!」の他の記事
おすすめ記事
自社の危機管理の進捗管理表を公開
食品スーパーの西友では、危機管理の進捗を独自に制作したテンプレートで管理している。人事総務本部 リスク・コンプライアンス部リスクマネジメントダイレクターの村上邦彦氏らが中心となってつくったもので、現状の危機管理上の課題に対して、いつまでに誰が何をするのか、どこまで進んだのかが一目で確認できる。
2025/04/24
常識をくつがえす山火事世界各地で増える森林火災
2025年、日本各地で発生した大規模な山火事は、これまでの常識をくつがえした。山火事に詳しい日本大学の串田圭司教授は「かつてないほどの面積が燃え、被害が拡大した」と語る。なぜ、山火事は広がったのだろうか。
2025/04/23
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2025/04/22
帰宅困難者へ寄り添い安心を提供する
BCPを「非常時だけの取り組み」ととらえると、対策もコストも必要最小限になりがち。しかし「企業価値向上の取り組み」ととらえると、可能性は大きく広がります。西武鉄道は2025年度、災害直後に帰宅困難者・滞留者に駅のスペースを開放。立ち寄りサービスや一時待機場所を提供する「駅まちレジリエンス」プロジェクトを本格化します。
2025/04/21
大阪・関西万博 多難なスタート会場外のリスクにも注視
4月13日、大阪・関西万博が開幕した。約14万1000人が訪れた初日は、通信障害により入場チケットであるQRコード表示に手間取り、入場のために長蛇の列が続いた。インドなど5カ国のパビリオンは工事の遅れで未完成のまま。雨にも見舞われる、多難なスタートとなった。東京オリンピックに続くこの大規模イベントは、開催期間が半年間にもおよぶ。大阪・関西万博のリスクについて、テロ対策や危機管理が専門の板橋功氏に聞いた。
2025/04/15
BCMSで社会的供給責任を果たせる体制づくり能登半島地震を機に見直し図り新規訓練を導入
日本精工(東京都品川区、市井明俊代表執行役社長・CEO)は、2024年元日に発生した能登半島地震で、直接的な被害を受けたわけではない。しかし、増加した製品ニーズに応え、社会的供給責任を果たした。また、被害がなくとも明らかになった課題を直視し、対策を進めている。
2025/04/15
生コン・アスファルト工場の早期再稼働を支援
能登半島地震では、初動や支援における道路の重要性が再認識されました。寸断箇所の啓開にあたる建設業者の尽力はもちろんですが、その後の応急復旧には補修資材が欠かせません。大手プラントメーカーの日工は2025年度、取引先の生コン・アスファルト工場が資材供給を継続するための支援強化に乗り出します。
2025/04/14
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方