学校にはまだまだ危険がいっぱい?!(※画像はイメージです。Photo AC)


前回の内容はいかがでしたか?もう一度、「東京防災」を読み直して身近な人と話し合ってみようかな?そう思っていただければ嬉しいです!

前回の連載はこちら。

■ネタとしていじって学ぶ。「東京防災」の使い方♪~伸びるオムツに空気椅子?楽しく深く読みこなそう!~
 http://www.risktaisaku.com/articles/-/3900


前回の内容、オムツについて、反響も大きかったので、補足しますね!

「レジ袋でオムツ」は、上記記事でも書いたように漏れや蒸れがあるので、最後の手段でしかありません。別の代替案として「手持ちの紙オムツの内側のポリマー部分を破り捨て、外側の防水(通気性あり)素材のみ繰り返し使う」という方法も私は紹介しています。

ただ、すべての紙おむつで可能なわけではなく、銘柄にもよるのです。そのことを16種類のおむつで実際に試してくださったのが、上沢聡子(かみさわ・さとこ)さんです。

上沢聡子さんのプロフィール

「赤ちゃんと防災講座」主宰。大阪府出身。2歳児ママ。防災士、中野区防災リーダー、東京都防災語学ボランティア。阪神大震災の経験から防災意識が高まる。「日本の防災は世界一。海外や在日外国人にも広めたい」という将来展望があり、協力者・仲間を募集中。

■赤ちゃんとママの防災講座
http://oyakobousai.wp.xdomain.jp/


16種類のLサイズタイプの銘柄で試した結果はこちら。16種類も実験するって、大変なのでありがたい報告です♪

http://oyakobousai.wp.xdomain.jp/2017/10/15/rejiomutu/

結論としてLサイズでは

「テープ式/パンパース/はじめての肌へのいちばん」
「パンツ式/メリーズ/さらさらエアスルー」

この2つがはがしやすかったとのことです♪私もパンパース新生児用で実験した際、はがせました。でも、はがしやすいというだけで、おむつとしての性能のよしあしの話題ではありません(笑)ということで、補習終了。

まずは英語から。災害時、そんなに丁寧な英語が必要?

では、今週号の話題に入ります!1時間目は英語の話題からいってみましょう♪

東京防災の288Pからは非常時に使える英会話というコーナーがあるのです。ご存知でしたか?さあ、例文を見てみましょう!

(出典:「東京防災」288ページ)

前提となる状況は、災害発生時で混乱した状況です。

避難所はどこですか?と日本語で聞かれたら、「◯◯公園です。すぐ近くです」と答える場面だと思います。

そんな中でも、きっちりWhere をThereに、theをanに置き替えている例文、丁寧ですね!「There is an emergency shelter」と、文法上正しく問いを繰り返してから、やっと答えを述べています。この受験英語の鏡のような答え方が、昔習った英語の時間を思い出させてくれて一気にハードルが上がっている気が・・・

emergency の前はaではなくanにしないと一点減点されてしまった、あの苦い思い出です。

でも、これを題材にして、ほんとに使える英会話だったり、身近に住んでいる海外由来の方に、どう伝えてほしいか聞いてみるとよい教材になるのではないでしょうか?

きっと、非常時だから「There is an ~」は省略して、「In ◯◯Park!Nearby!」で通じることを教えてくれることでしょう♪

こんな時のために地図やアプリを持ち歩き、それを指さして、HereとかThis is! でも通じるかも・・・など、そこまで考えさせてくれる東京防災、素敵ですね♪例えば、こちらのような「防災タウンページ」アプリをスマホに入れておけば、いざという時に役立つかと思います。

■東京23区版「防災タウンページアプリ」
避難マップ表示や備蓄品リストのカスタマイズ、安否確認など
http://www.risktaisaku.com/articles/-/1838
 

<学び>
受験英語としての正しさより内容が伝わることの方が災害時には必要かも
地図やアプリをもって、指差しできるようにしておくのがいいかも