ランサムウェアが猛威をふるい、ユーザーの相談や届け出が増加した(出典:Flickr)

情報処理推進機構(IPA)は24日、今年第2四半期(4~6月)のコンピューターウィルス・不正アクセスの届け出状況および相談状況を発表した。ランサムウェアの相談件数は前四半期比約6倍増の163件、そのうち被害ありは約2.7倍増の67件となった。

パソコン内のデータを暗号化して利用できなくし、解除のためユーザーに身代金を要求するランサムウェア攻撃は5月に急増。前四半期は相談件数27件、被害ありは25件だったが、第2四半期はそれぞれ163件、67件となった。

また第2四半期に届け出のあった不正プログラム検出数は、前四半期比約2.7倍増の34万85件。ランサムウェアは第1四半期60件だったものが23万9633件にまで急増した。

■ニュースリリースはこちら
https://www.ipa.go.jp/security/txt/2017/q2outline.html

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リスク対策.com:斯波 祐介