ピクトグラムアートとは

時間の経過に伴う標章の変化の状態を示す2つ以上並べたピクトグラムから成る動き標章。動き商標と商標をベースにしたデジタルアート作品です。

ピクトグラムアーティストの藤代洋行が絵コンテを作成し、デザイナーの石倉京氏が図形を組み合わせて作ったオリジナルのピクトグラムや、JISなどのピクトグラムで静止画や動画の作品にしています。

■ピクトグラム(図の左3点)

津波注意
地震が起きた場合、津波が来襲する危険のある地域を表示。
※黒色と黄色の三角形の図記号は、注意を示す図記号で、地震が起きた場合、津波が襲来する危険がある地域であることを注意喚起する場合に使用します。

津波避難場所
津波に対しての安全な避難場所(高台)の情報を表示。

津波避難ビル
津波に対しての安全な避難場所(津波避難ビル)の情報を表示。

※緑色の正方形の図記号は安全な場所への誘導を示す図記号で、津波が発生した際、津波より高い高台、ビルなどへの誘導を示す場合に使用し、文字による補助表示(避難場所の名称など)が必要となります。

経済産業省産業技術環境局 産業基盤標準化推進室 
国際規格として認められた「津波の図記号」をJIS化

ピクトグラムのデメリットは、イメージでしか意思疎通が図れないことです。
特に津波警報は、全く違うことを連想させているかもしれません。注意など危険が及ぶものは、文字や音声などで欠点を補う必要があります。

どのような意味があるのか分かりにくいことのないよう、子ども、高齢者、障害者、外国人も理解できるピクトグラムが求められています。

■ピクトグラムアート(図の右3点)

津波注意報
発表基準は、予想される津波の高さが高いところで0.2メートル以上、1メートル以下の場合であって、津波による災害の恐れがある場合。

津波警報
発表基準は、予想される津波の高さが高いところで1メートルを超え、3メートル以下の場合。

大津波警報
発表基準は、予想される津波の高さが高いところで3メートルを超える場合。

ピクトグラムを2つ以上並べた動画にすることで、視覚に訴えるだけでなく、音声や警報音(聴覚)も入れているので緊迫感を出すことができます。特徴は、地震の音を「ガタガタ……」にしないで、あえて異音にすることによって、周囲にいる人を引きつける効果があります。

津波警報は、「津波注意報」「津波警報」「大津波警報」を色と音で区別しています。

※統一基準採用後の表示色「津波注意報(黄色)」「津波警報(赤色)」「大津波警報(紫色)」にしています。
※サイレン音も「津波注意報」「津波警報」「大津波警報」サイレンパターンにしています。

ピクトグラムアートは、「気象庁 津波警報・注意報、津波情報、津波予報について」を参考にしています。
http://www.data.jma.go.jp/svd/eqev/data/joho/tsunamiinfo.html