政府の内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)は4~5日、普及啓発イベント「サイバー攻撃を目撃せよ!2017」を東京・千代田区のベルサール秋葉原で開催。4日のオープニングイベントに丸川珠代・サイバーセキュリティ担当大臣も出席。国民のセキュリティ意識の向上を訴えた。
同イベントは18日までの「サイバーセキュリティ月間」の一環。丸川担当相は「2020年東京オリンピック・パラリンピックでサイバー攻撃を受けたら競技や経済に影響が出かねない。ていねいに準備は進めているが、国だけでサイバーセキュリティは成り立たない」と述べた。さらに「スマートフォンやパソコンが普及し、国民一人一人が攻撃の踏み台になりうる。身近にある脅威を意識し、安全なネット社会構築に努めよう」と述べた。
丸川担当相は2月に自身のホームページが改ざんの被害にあっている。イベント後の取材で、自分自身で気をつけることについて「自分だけではわからない様々な攻撃があるということも体験した。自分のホームページや機器の管理者とも連携が必要だ」と述べた。
イベントにはコラボしているアニメ映画「劇場版 ソードアート・オンライン(SAO)ーオーディナル・スケールー」の主人公・キリトの声優を務める松岡禎丞氏も駆けつけた。またNISC副センター長である三角育生・内閣審議官がSAOの登場人物である茅場晶彦をイメージした白衣姿で登場し、会場を盛り上げた。
NISCや情報処理推進機構のほか、日本マイクロソフトやバンダイナムコエンターテインメントなど民間企業がブースを出展。安全啓発のほかAR(拡張現実)VR(仮想現実)の最新技術などの展示が行われた。
(了)
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