国内最大級の危機管理総合トレードショー「危機管理産業展(RISCON TOKYO)2016」が10月19日(水)から21日(金)の3日間、東京ビッグサイトで開催される。12回目を迎えるRICONは今回、「防災・減災ゾーン」「セキュリティゾーン」「事業リスク対策ゾーン」の主要3ゾーンに加え、被害が急拡大しているサイバー攻撃への対策にフォーカスした特別併催企画「サイバーセキュリティワールド」を新設。同時期開催の「テロ対策特殊装備展(SEECAT)’16」とあわせ、ソフト・ハードの両面から「あらゆるリスクに対応する」製品・サービスが集結。475社764小間(8月26日現在)と過去最大規模で開催される、防災・セキュリティ担当者にとって、必見の展示会だ。

地震対策製品が一堂に集結

今年4月に発生した熊本地震をうけ、防災・減災ゾーンでは、改めて地震対策製品・サービスに注目が集まっている。熊本地震の災害現場でも活用された非常食・備蓄品や救助資機材のほか、安否確認システムや非常時通信機器が一堂に集結。集中展示ゾーンの「災害対策ロボット・ドローン」エリアでは、災害現場で活用が進む救助ロボットやドローンなどの次世代防災製品も多数出展。防災関係者注目の展示構成となっている。

2020年を見据え、さらに注目
高まるセキュリティゾーン

2020東京オリンピック・パラリンピックに向け、世界から日本への注目・関心がさらに高まっていく中、セキュリティニーズも複雑・高度化している。今回のRISCONではこれらのマーケットニーズに対応したIPカメラや生体認証システムなどの製品・サービスが充実。「2020 TOKYO セキュリティ」エリアには、警備ロボットや爆発物検知器など大規模イベントで求められる資機材が揃う。

サイバーセキュリティにフォーカスした新企画!

官民問わず、あらゆる組織においてサイバーセキュリティの強化が喫緊の課題となっている状況をうけ、RISCON TOKYO内に「サイバーセキュリティワールド2016」が新設される。

同企画では、情報システム担当者のみならず、国・自治体の危機管理担当者や企業経営幹部、重要インフラ関係者に対し、最新のサイバー攻撃対策のソリューションが提案される。また、会場内に設置される特設ステージでは、連日セミナー・出展者プレゼンテーションを開講。サイバーセキュリティの“今”を掴む絶好の機会となっている。

セミナーも充実のラインアップ!
全セッション聴講無料

会期初日には、帝京大学名誉教授の志方俊之氏をホストに、元防衛大臣の小野寺五典衆議院議員をゲストに迎え、アジア情勢と安全保障をテーマにした基調対談が開催される。また、火山噴火予知連絡会会長の藤井敏嗣氏による基調講演に加え、東京都の田邉危機管理監や今年4月に発生した熊本地震で実際に災害対応に従事した自治体・民間企業関係者をパネリストに招き、熊本地震の教訓と首都直下地震に向けた対策および課題を議論するシンポジウムが開講される。

他にも、企業・自治体のBCPやセキュリティ対策、労働安全衛生対策など「危機管理の最新トピックス」をテーマにしたセミナーを連日開催。全セッション無料で聴講でき、公式WEBサイトから聴講登録が可能だ。

なお、同時開催の特別併催企画展「テロ対策特殊装備展(SEECAT)'16」は、入場者を治安関係、国・自治体および重要インフラ関係者に限定したクローズドショーとして開催される。入場には、公式WEBサイトより入場申請を行い、許可を得ることが必須となる。


(了)