広大なアメリカ大陸の3分の1が壊滅的被害に

世界では、アメリカのイエローストーンが65万年に1回、大規模噴火を起こすことが確認されている。VEIは最大の8。この規模は、広大なアメリカの3分の1程度が、壊滅的な被害になるとも言われる。不気味にもイエローストーンもその65万年目にさしかかっているという。

そして人類の歴史に残る最も大きな噴火が1815年のインドネシアのタンボラ火山の噴火だ。VEIは7と推定される。この大噴火による死者は1万人にのぼり、その後の飢饉、疫病によるものも含めれば5〜9万人とも言われる(ナショナルジオグラフィックニュース)。

桜島の大正大噴火。鹿児島県立博物館提供

(了)