下諏訪町は長野県の中心に位置する。真ん中が諏訪湖で、そこを取り囲むように人が住んでいる。霧ケ峰、八ヶ岳といった2000m級の山が連なっており、そこから諏訪湖まではほんの700m程度で、居住面積は非常に少ない。したがって、最も懸念される災害は「土砂災害」ということになる。急に山が地殻変動で大きくなったという歴史もあり、多くの遺跡から狩猟用の土器や黒曜石などを出土している。

69.9㎡しかないところで、84%が森林であるため、大変コンパクトに人がまとまって住んでいるのが特徴の町である。約2 万1000 人が居住し、高齢化率は長
野県の中でもかなり高い35%となっている。