英語で表現することの難しさ

この経験後、「痛み」を説明する単語の重要性を理解し、積極的にそれらを覚えるようになりました。自分自身の痛みを適切にドクターへ伝えるために、また友人が同じような状況になったとき、彼・彼女が「どのように痛いのか」を理解するためにも必要な単語です。「きりきり」を別の言い方で説明することって、なんでもないときはその方法が浮かぶかもしれませんが、緊急事態に陥っている時は本当に難しいものです。

英語で痛みを表現する単語には以下のようなものがあります。

 

こんな単語、普段使わないですよね。

ちなみに、私が胃痛の時、ドクターに伝えられなかった「漢方薬」は、「Herbal Medicine」または「Chinese Medicine」と訳しますが、「Kanpo」でも実は通じるみたいです。あの時、そのことを知っていれば…。

緊急事態における言語力

2020年のビッグイベントに向けて、ボランティア募集もされました。外国からの選手や観戦者のおもてなしのために、ボランティア研修ではあいさつや道案内などの英語を学ぶチャンスもあると思います。そのときにもう一歩進んで、痛みの言い方や病気に関する単語を自身で学んでみてください。

自分の目の前にお腹を押さえてうずくまっている外国人の方がいたら、覚えた単語を駆使して症状を聞くことができるかもしれません。私自身も経験しましたが、異国で体調を崩すと非常に心細いものです。少しでも言葉が通じる人がそばにいてくれればそれは安心感につながります。また、ひとつでも多くの単語を知っていることは、外国では自身の身を助けることにもつながります。アメリカにいた頃はこうした単語を結構覚えていたのですが、帰国後はほとんど使わないですからね。もう忘れてしまいました。

外国人観光客が増加傾向にありますから、どこでどんな場面に出くわすかわかりません。病気や痛みに関する単語をまた勉強しなおそうと思っています。みなさんも一緒にいかがでしょうか?

(了)