ZOZO CHAMPIONSHIP

ゴルフ界最高峰の大会であるPGA TOURトーナメント、そのひとつが今年日本で初めて開催されます。ゴルフは詳しくないという方もタイガー・ウッズの名前は聞いたことがありますよね。日本はもとより世界中に多くのファンを持つウッズ選手がこの大会への参加を表明しました。チケットの争奪戦は必至です。また、日本で初開催となるため、大会を盛り上げたいという人も多く、大会ボランティアへの応募も非常に多かったようです。

ボランティアスタッフへの応募要件

東京マラソンや横浜マラソンなどのスポーツイベントではボランティアの力が欠かせません。国際的に超ビッグイベントである2020年の東京オリンピック・パラリンピック(以下、東京2020大会)では、大会運営に直接かかわる大会ボランティアを8万人、観光や交通案内のための都市ボランティアを3万人募集しています。合わせて11万人もの一般の人々のサポートが大会成功のためには必要なのだということです。

ボランティアに応募するための要件はそれほど難しいものはありません。たとえば、藤沢市が東京2020大会のために募集しているシティボランティアの必須要件は、2002年4月1日以前に生まれ、日本語による簡単な会話(意思疎通)ができ、2020応援団藤沢ビッグウェーブへ登録していることです。これら3つの要件を満たしていれば、基本的には誰でも申し込みが可能です。申し込み用紙には、名前、年代、健康状態、ボランティア経験の有無、日常会話が可能な外国語、医療関係の資格の有無、緊急連絡先、ユニフォームのサイズなどを記入します。あとは熱意があって、藤沢のため、東京2020大会のためにスキルを活かして活動したい気持ちがあればOKということになっています。

ボストンマラソンのボランティアスタッフ  (出典:WikimediaCommons https://commons.wikimedia.org/wiki/File:2013_Boston_Marathon_-_Flickr_-_soniasu_(106).jpg)

さて、ここで疑問に感じるのは、ボランティアに応募してきた人々のバックグラウンドについては、まったく記載する箇所がありません。応募してきた人自身が本当に安全な人なのかどうかについて、いつだれがどのような項目をチェックしているのでしょうか?