2016/06/16
ニュープロダクツ
防災製品の製造・販売をする株式会社土佐レジン(本社:高知県高知市)が取り扱う折りたたみ式の防災ボート「ツーウェイ プロ 11FT」は、平時は折りたたんで備蓄用品入れとして、津波や洪水などの際は救助用のボートに早変わりする。ミニボートとしては初めて前部に開閉レスキューゲート(救助口)を設け、ここから要救助者を素早く水中から引き上げることができる。ゲートから浸水しても自動排水の機能があり、デッキと両サイドに浮力タンクがついた浮沈構造となっているため、転覆の心配がない。船底はハニカム材をサンドイッチにした構造で、一部が損傷しても浸水しないので、乗員は安全に救助活動ができる。
ボートの全長は3m30cm、収納時は真ん中で折りたたむと全長1m65cm、高さ90cmになり、軽トラックに乗せて運搬ができる(船外機2馬力搭載の場合)。外して重ねて収納でき、少ないスペースにも保管が可能だ。定員は3人。船舶検査、船舶免許は不要(船外機2馬力搭載の場合)。船体構造材は、繊維強化プラスチック(FRP製)。パドル2本、着脱式腰掛、係留ロープ10mがついている。
(了)
ニュープロダクツの他の記事
おすすめ記事
-
リスク対策.com編集長が斬る!今週のニュース解説
毎週火曜日(平日のみ)朝9時~、リスク対策.com編集長 中澤幸介と兵庫県立大学教授 木村玲欧氏(心理学・危機管理学)が今週注目のニュースを短く、わかりやすく解説します。
2024/11/26
-
-
なぜ製品・サービスの根幹に関わる不正が相次ぐのか?
企業不正が後を絶たない。特に自動車業界が目立つ。燃費や排ガス検査に関連する不正は、2016年以降だけでも三菱自動車とスズキ、SUBARU、日産、マツダで発覚。2023年のダイハツに続き、今年の6月からのトヨタ、マツダ、ホンダ、スズキの認証不正が明らかになった。なぜ、企業は不正を犯すのか。経営学が専門の立命館大学准教授の中原翔氏に聞いた。
2024/11/20
-
-
ランサム攻撃訓練の高度化でBCPを磨き上げる
大手生命保険会社の明治安田生命保険は、全社的サイバー訓練を強化・定期実施しています。ランサムウェア攻撃で引き起こされるシチュエーションを想定して課題を洗い出し、継続的な改善を行ってセキュリティー対策とBCPをブラッシュアップ。システムとネットワークが止まっても重要業務を継続できる態勢と仕組みの構築を目指します。
2024/11/17
-
-
セキュリティーを労働安全のごとく組織に根付かせる
エネルギープラント建設の日揮グループは、サイバーセキュリティーを組織文化に根付かせようと取り組んでいます。持ち株会社の日揮ホールディングスがITの運用ルールやセキュリティー活動を統括し、グループ全体にガバナンスを効かせる体制。守るべき情報と共有すべき情報が重なる建設業の特性を念頭に置き、人の意識に焦点をあてた対策を推し進めます。
2024/11/08
-
-
-
リスク対策.PROライト会員用ダウンロードページ
リスク対策.PROライト会員はこちらのページから最新号をダウンロードできます。
2024/11/05
※スパム投稿防止のためコメントは編集部の承認制となっておりますが、いただいたコメントは原則、すべて掲載いたします。
※個人情報は入力しないようご注意ください。
» パスワードをお忘れの方