減災・防災ソリューション、アプリ開発などを手がけるアールシーソリューション株式会社(本社:東京都新宿区)は、熊本地震発生に伴い、緊急地震速報アプリ『ゆれくるコール』の新しいバージョンを、iOS・Android共に4月27日に発表した。

『ゆれくるコール』は、気象庁が発表する高度利用者向けの緊急地震速報をもとに、利用者が設定した地点の揺れを計算し、推定震度と予想到達時間を通知するサービス。2010年から提供しているスマートフォンアプリは、2015年10月時点で累計500万ダウンロードを超え、緊急地震速報の利用者数では国内No.1※のアプリだ。

新しい機能は、より速く地震の情報を伝える「震度速報の通知」、通知される震度によって通知音が変わる「震度に応じた通知音の選択」、すべての人に見やすく「震度・ゆれ体感にユニバーサルカラーを採用」の3つ。

震度速報は、震度3以上の地震発生から約1分半後に気象庁から発表され、テレビ等でテロップ表示される地震の情報と同等のもの。今までゆれくるコールでは、地震発生後に震度を観測するための情報として地震情報の通知をしていたが、各地の震度に関する情報を元に通知を行うため、地震発生から約5分後に通知していた。大きな地震が発生した後に、より速く情報を届けるため、「震度速報の通知」に対応した。

 

震度5弱以上と震度4以下で、震度に応じて通知音を変えることもできる。緊急地震速報の通知を受信する時、スマートフォンの画面を見ることなく、大きな地震が到達するかどうかがわかるようになる。視覚障害を持つ利用者から、通知音だけで震度がわかるようにしてほしいとの要望を元に、健常者にも有用な機能と考え実現した。

震度マップやゆれ体感画面のアイコンの色も変更できるようにした。震度階級やゆれ体感を表示する色に、気象庁で使用する色と同様のユニバーサルカラーを採用。これまでのオリジナルと気象庁の両デザインから選択ができる。ユニバーサルカラーは色弱の人でも区別がつきやすく、要望を元に導入した。

そのほか、気象庁サイトへのリンクやゆれ体感の過去コメント表示なども加わった。


※気象庁(2014年2月)調べ