休業中はつながない方が無難

「ウイルス感染のリスクを減らすためにも、連休中に社員は社内ネットワークにつながない方が望ましい」と徳丸氏は語る。まじめで熱心な日本人は休み中でも仕事をやりがちだが、万が一の際にも対処が手薄になることから、できる限り避けた方がいいという。家庭から接続する場合、家族の端末がウイルス感染しているとネットワークを通じ広げてしまう可能性もある。

それでもつなぎたい場合は、「会社が支給した安全な端末で、VPN(バーチャル・プライベート・ネットワーク)経由でつなぐこと。私用の端末や安全でない回線でつながないというのは基本中の基本だが、連休こそ基本をきっちりしてほしい」と徳丸氏は語る。

また休日出勤についても徳丸氏は「インシデントを起こしてしまった時に対応できないし、悪意を持った社員がいる可能性だってある」という理由で一人だけが会社にいる状態にしないように呼び掛けた。

(了)

リスク対策.com:斯波 祐介