将来の感染症危機に備える新たな専門家組織「国立健康危機管理研究機構」が1日、発足した。米国の疾病対策センター(CDC)をモデルとし、国立感染症研究所(感染研)と国立国際医療研究センター(NCGM)を統合して設置。感染症の情報分析や研究、危機対応などを一元的に担う。
 新型コロナウイルス禍で感染状況の把握、ワクチンや薬の開発が遅れたことから構想が進められ、2023年の通常国会で関連法が成立した。初代理事長にはNCGM理事長の国土典宏氏、副理事長には感染研所長の脇田隆字氏が就く。 

(ニュース提供元:時事通信社)