【パリ時事】フランスのマクロン大統領は9日、生成AI(人工知能)開発に必要なデータセンターの建設など、計1090億ユーロ(約17兆円)規模の対仏投資が固まったと明らかにした。テレビ局フランス2のインタビューで語った。
 AFP通信によると、アラブ首長国連邦(UAE)が300億~500億ユーロ、カナダの投資ファンドが200億ユーロの投資を予定。パリで10、11両日に開催される国際会議「AIアクションサミット」で正式発表される。
 マクロン氏は、欧州はAI規制で世界の「最先端」を走るが、開発面では米国に後れを取っていると指摘。低コストAIで話題の中国企業ディープシーク(深度求索)などに対抗していくためにも、欧州が必要としているのは「投資、投資、投資だ」と訴えた。 
〔写真説明〕フランスのマクロン大統領=1月20日(EPA時事)

(ニュース提供元:時事通信社)