18日午後8時19分ごろ、長野県北部を震源とする地震があり、長野県大町市などで震度5弱の揺れを観測した。その後、19日未明にかけて同県北部などで震度4と震度3の地震が相次いだ。
 気象庁によると、18日午後8時19分ごろの地震の震源の深さは13キロ、地震の規模(マグニチュード)は5.1と推定される。
 同庁は「揺れの強かった地域では約1週間、最大震度5弱程度の地震に注意してほしい」と呼び掛けている。震源の西方約5キロには活断層の「糸魚川―静岡構造線断層帯」があるが、現時点ではこの断層帯が動いたかどうかは「分からない」という。地震の起き方は、断層が水平方向にずれる「横ずれ型」だった。
 JR東日本によると、地震の影響で北陸新幹線の一部の列車に最大17分の遅れが生じるなどした。
 同8時19分ごろの地震の主な各地の震度は次の通り。
 震度5弱=長野県大町市、小川村、筑北村
 震度4=長野市、長野県松本市
 震度3=長野県上田市、諏訪市。 
〔写真説明〕気象庁=東京都港区

(ニュース提供元:時事通信社)