【パリ時事】イタリア情報保護当局は30日、中国の生成AI(人工知能)開発企業ディープシーク(深度求索)によるイタリア国内での個人情報の処理を制限し、調査に乗り出したと発表した。情報収集の目的などをただしたが、同社の回答が「完全に不十分」と判断、規制に踏み切った。
 当局は「数百万人のデータ」が高いリスクにさらされる可能性があるとして、ディープシークに個人情報の収集・保存やAIへの活用、利用者に対する通知について質問。しかし、同社は30日、イタリアで事業を行っておらず、欧州の法令は適用されないと主張した。 
〔写真説明〕中国の生成AI(人工知能)開発企業ディープシーク(深度求索)が開発したアプリのアイコン

(ニュース提供元:時事通信社)