石破茂首相は11日、関税措置を巡るトランプ米政権との交渉を担当する赤沢亮正経済再生担当相と首相官邸で会談した。首相は「政府挙げての対応が不可欠だ」と強調。林芳正官房長官と赤沢氏を共同議長とする外務、経済産業両省など関係省庁による「総合対策タスクフォース」を立ち上げて対応するよう指示した。
 首相は赤沢氏を来週にも訪米させ、ベセント財務長官との協議に入らせる方針だ。首相は「日米双方の利益になる幅広い協力の在り方を模索すべく、米側と協議を行うようお願いする」と強調。赤沢氏は「全力で最優先で取り組んで、何とかいい結果を出していきたい」と述べた。 
〔写真説明〕赤沢亮正経済再生担当相(中央左)らに指示をする石破茂首相(同右)=11日午前、首相官邸
〔写真説明〕米国の関税措置に関する総合対策本部で発言する石破茂首相(右手前から4人目)=11日午前、首相官邸

(ニュース提供元:時事通信社)