2024/12/21
防災・危機管理ニュース
【シリコンバレー時事】生成AI(人工知能)サービス「チャットGPT」を開発した米オープンAIは20日、次世代の基盤モデル「オープンAI o(オー)3」を発表した。数学や物理学、プログラミングなど複雑な問題の解決に必要な論理的な思考力を、9月に発表した前世代の「o1」から向上させた。
「o」シリーズは、推論を繰り返すことで回答精度を高める。複雑なデータ分析が必要なサプライチェーン(供給網)管理や金融市場の予測などに生成AIの利用が広がることが期待される。グーグルも19日に競合モデルの試験提供を始めており、開発競争が激しくなっている。
o3は20日から研究者らに試験提供し、安全対策などを検証する。来年に一般提供する計画だ。o3はプログラミングの正確性が71.7%と、o1に比べ23ポイント改善した。数学分野では、国際数学オリンピックの予選試験の問題正答率が96.7%と、同13ポイント向上した。
(ニュース提供元:時事通信社)
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